日記

ポルノグラフィティとジャンプとアドベンチャーゲームとお笑いで生きています。ツイッターに書きづらいことを書く予定です。

カフェイレでの晴一のBUTTERFLY EFFECT全曲解説自分用まとめ

さっきのカフェイレで晴一がバタフライエフェクト収録曲についてシングル曲も含めて解説してくれたのでそれをメモったものです。今回は発売前に雑誌のインタビューがなさそうだから嬉しいなぁ。晴一の口調もところどころ再現してるんですけど、聴きながらメモってたので正確な書き起こしではないです。即ラジコでタイムフリー聴くという手もあるんだけど今は月曜から夜ふかしを見ながら書いてるのでちょっと無理です。後日追記なり修正なりするかもわからんけど。

 

THE DAY:1曲目はアルバムの顔になったりするし、勢いのあるこの曲でライブを始めると気持ちいいし、ということで1曲目にした。


Working men blues:歌詞が良かった。曲に歌詞を付けて、歌が入ったらこの曲の良さが凄く出てきたので、だから先行で聴いてもらった。


君の愛読書がケルアックだった件:爽やか。爽やかな歌詞になればいいねと打ち合わせでも話していた。「君の愛読書がケルアックだった件」という最近よくある爽やか系映画があったとして、そしてその映画の主題歌のタイアップを頂いたとして、という文脈の曲。結局こういうメジャーセブン(?)のが好きなんだろうね、俺。


LiAR:リバルから続くポルノルネッサンス、再評価でポルノらしい曲を作った。どう聴いてもポルノだよねって曲。


I believe:スケール感のあるバラード


Fade away:これは岡野君の詞曲で、仮タイトルはダークソングだった。シングル曲は「あ、シングルだなぁ」って分かるシングル曲らしいメロディーだったりするけど、そういうのとは違うけどひっかかりのあるメロディーで、こういう曲をシングルで出してみたらどうかって話にもなった。結局それは叶わなかったけど、そういう話が出るくらいひっかかりのある曲。


クリスマスのHide&Seek:そろそろハドホリ以来のクリスマスソング書いてみたらと田村さんに言われていた。ハドホリも社会人一年目の曲だし。いつか新しいのを作ろうと思っていたら岡野君が先に書いた。ハドホリに代わる定番曲になるかはこの曲の力次第。

定番曲と言えば、ジレンマなんて飽きてるんだよ(笑)飽きてるけどやっぱりライブの締めがジレンマじゃないと怒る人が出てくる。ビフォーセンチュリーもそうで。定番を覆すのはめっちゃ難しい。ないライブもあっていいけど外すとめっちゃ怒られる。そういう意味で、この曲がハドホリという定番にどう切り込んでいくのか見物。

 

MICROWAVE:電子レンジ、電子レンジの曲です(笑)トオミ君のアレンジで、Part time love affairと同じ時期にメロディーはあった。Part time~とは違う手法でトオミ君のシティなアレンジを入れた曲。アレンジのやり直しは一番多かった。適当になんかお洒落なアレンジで!と任せたのではなく、しっかりやり取りをして出来た。


夜間飛行:この曲は康兵がアレンジで。アレンジャーによって、今僕らとやってるアレンジャーはみんな高いスキルを持ってるけど、それぞれ得意分野はあって。
篤志→サウンドが、音がかっこよく作れる。
tasuku→求めてるものをしっかり求めてる形で作ってくれる。引き出しが多い。
江口亮→求めてない物から、斜め上からパンチを繰り出してくる。
田中ユウスケ→バンドで曲作ろうっつってリハーサルして出来た曲と言うよりは、サウンドコラージュというか、おいしいサウンドの部品部品を持ってきて曲を作るような。
康兵→ピアノ弾きだからロジカル。理論がある。意外と生の音にこだわる。曲としての自然さを重視するから、この曲もそういう康兵らしいアレンジ。

 

真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ:めっちゃしんどいらしい。セトリに入れるのを若干嫌がってる(笑)今回のツアーでやるかどうかは置いておいて、嫌とは言わないけど積極的に入れない雰囲気ってあるじゃん、あれ。


170828-29:28日に歌詞書いて29日に歌入れという予定で、29日になったら初めて北朝鮮がミサイルを発射した。それで「あ、本当にこれやばい事態になっているんだ」って気付いた。タイトルは、Jアラートが鳴ってからこの歌詞を書いたんじゃなくて、鳴る前から歌詞を書いてたと言うアピール。政治に関わることをなんでもかんでも歌詞に入れるべきではないが書くものは書かないと。これからも何かあったら書くと思う。


Montage:これは、聴いてもらった通り。パズドラクロスの曲ですよね。


スパイス:結構カントリー要素が強くてで聴くとほっとするんじゃないかな(笑)詞の内容もそんな感じ、ほっとするんじゃないかな(笑)まぁ岡野君の詞曲なんで聴いてみてください。


キング&クイーン:今年の活動とか、「ポルノ2017」を象徴する曲。まぁ最初か最後しかなかったので、最後に置いてこの曲で締めた。

 

以下は僕の思ったことです。

君の愛読書がケルアックだった件、クリスマスのHide&Seek、170828-29についてはしまなみテレビでも語っていたので改めてでしたね。

アルバムの最初と最後は大体ツアーの1曲目とラストに持ってくるから今回もそうなりそう。と言っても、ターゲットは最初と最後ともに∠RECEIVER、パノラマはラストは光のストーリーだけど1曲目はメリーゴーラウンド、ダイキャスは1曲目はANGRY BIRDだけどラストはリバルと、最近は片方は外してきてます。

でもTHE DAY始まりのキング&クイーン締めはライブでも変わらなそう。聴いてみないことにはアルバム全体の雰囲気は分からないけど、ロック色の強い曲を続けてもミュージック・アワー一発でポップな流れに出来るから、終盤の盛り上がり曲ラッシュの最後の方にミュージック・アワーからのキング&クイーンとかいかにもありそうじゃないっすか?そろそろド定番たちをセトリから外してもいいと思うけどね。クリスマスのHide&Seekの時の話じゃないけども。

 

ケルアックは、タイトルが良くも悪くも目立っているけど、ストーリーも晴一が頭の中で考えた架空の映画の主題歌って設定だから、完全にフィクションについて書いた曲じゃないですか。それって晴一の得意分野で、ファンが好きなタイプの晴一の歌詞だと思うんで期待してます。爽やか系とのことだから合わない人は合わない予感もするけど。

早速タイトルが長いから「ケルアック」と書いたけど、「君の膵臓を食べたい」が「きみすい」って略されてることを考えると「君ケル」とでも略した方がそれっぽいかな?

 

Fade awayはタイトルの時点で暗めの曲ってことは予想がついてたけど、今回の解説を聞いて更に期待度が増しました。直球でダークソングとは。どういう系統かは分からないけど、昭仁が初期によく書いてた内向的な暗めの曲たちがかなり好きなので。

暗めのタイプの曲をシングルに推す流れがスタッフにあったってのが分かっただけでも嬉しいですね。ANGRY BIRDをアルバム1曲目にするのにすら反対するスタッフ陣だと認識してるので。アルバム1曲目にポルノのパブリックイメージから離れたタイプの曲を置くことすら反対するんじゃ、シングル曲になんて尚更反対しそうじゃないですか。メンバー的にも、ずっと前だけど、カフェイレかなんかで「渦みたいな曲もやりたいんだけどね」とか「(ダークな曲を)シングルで出す時代でもない」ということも言っていた覚えがあるので。まぁこれらはずっと前なので今では変わっている可能性もあります。

ロッキンで渦をやったことについて、しまなみテレビで昭仁が「いつも自分らのライブでこういう暗い曲もやってるし、いつも通りやった」と言っていて、僕は「あ、「攻めた」という意識ではなくあくまで「いつも通り」の姿勢で渦をやったんだな」って思ったんですけど、であればこの手のを普通に、「ポルノらしさ」としてまたシングルで出すこともありうるのではと。

タイアップで湊かなえ原作のドラマか映画の主題歌でもくればそれにピッタリあった暗い曲シングルで出してくれるんじゃねーかななんてことも思ったりしてます。最近プロモーションしてた殆ど因島でロケしたってやつなんてポルノうってつけだったろうになー。まぁあれは湊かなえにしてはハートフルな作品らしいんですけど。

今回で言えばTHE DAYとキング&クイーンがタイアップで、ヒロアカもグラチャンもかなりぴったりで相乗効果を生んでいると思うんですよ。THE DAYはそもそもポルノらしい雰囲気なのでともかくとして、キング&クイーンばりにド直球の明るさ全開応援ソングもタイアップがあれば書くってことが分かってますからね。その反対のパターンも期待してるってのを長々と書いてます。

 

MICROWAVEは電子レンジの曲ですとだけ聞くと「電子レンジの曲ってどういう歌詞になるんだ…?」と思うほかなくて想像もあんまり出来ませんが、「ハート」とか「メジャー」みたいな、晴一が得意とするパターンなのかなーとは思ってます。電子レンジで人間の心情とかが例えられてんすかね。

曲はシティ系でお洒落とのことで、普段そういうのをあまり聴かないから分かんないけど、どのジャンルやっても結局ポルノはポルノになるという安心感があるので、ポルノ流シティポップが聴けるんだろうなと期待してます。元々ポルノは幅が広いけど本当に貪欲ですよね、何でもやる。

 

結局のところ全曲に期待してるのは当たり前なんですが、1番期待してるのは夜間飛行ですね。タイトルに惹かれる。幻想的なフィクションなのかなって。晴一の世界観がばりばり出てそうな気配があるじゃないですか。アップテンポな気がしているけど、バラードでもいけそうなタイトルですよね。どう来るのか、歌詞も曲調も楽しみです。

そして編曲も康兵さん。個人的に康兵さんのアレンジめっちゃ好きなんですよ。「FLAG」のレコーディング時に晴一が康兵さんに「この編曲は何をイメージしたの?」と聞いたら「ポルノグラフィティです」と答えられ「間違ってないぞ、こーへーよ」と思ったってこともあったように、一番本間さんのアレンジに近いと思ってるんですよ。多分康兵さん編曲の曲たちは本間さん時代のアルバムに入れても違和感なく聴けるはず。本間さんのアレンジに似てるから好きっていうのは康兵さんに対して失礼だけど、他のアレンジャーさんたちが本間さん時代の雰囲気をいい意味で壊して新しいポルノの魅力を引きだしている中で(それこそワンモアタイムの衝撃は凄かった)、康兵さんはポルノの王道を行ったアレンジをしているという意味で。

音楽的なことについては全く詳しくないのでアレなんですけど、本間さん同様キーボ―ディストなのも関係してたりするんですかね?