日記

ポルノグラフィティとジャンプとアドベンチャーゲームとお笑いで生きています。ツイッターに書きづらいことを書く予定です。

ブレスの感想

BUTTERFLY EFFECTのライブ感想記事がどうにも行き詰っているので、ひとまず置いておいて、ブレスの感想です。

 

○ブレス

今回まさかのポルノ×ポケモンが実現。僕がポルノの次くらいに好きなスキマスイッチが「アイスクリーム シンドローム」でゾロアークの主題歌を担当した時から、「いつかポルノもポケモン主題歌やらないかな。でもポケモンにポルノが合う気がしないし、寄せにいったら僕の好きなタイプの曲ではなくなるだろうしやらなくてもいいかな」と思っていました。

なので、正直嬉しさよりも困惑が勝ったんですが、そんな心配は今のポルノには必要なかった。まぁ実際にフルを聴くまではちょっと心配でしたけどね。初報のポケモントレーラーでは歌詞がいまいち聞きとれなかったので、「キング&クイーンほどではないにしても、やっぱりポケモンに合うような直球の応援歌なのかな」と思いましたから。

フルを聞いて歌詞を文字起こししてみると、全然直球じゃない!晴一らしい一筋縄ではいかない歌詞でした。

ポジティブ一辺倒ではなく、ネガティブもひっくるめての自分を肯定してくれるところももちろんなのですが、特に晴一らしいなと感じたのは2番サビの「簡単に重ねるんじゃない 君を/すぐに変わっていくヒットチャートになんか」、Cメロラストの「誰も君の道は行けない」あたりかな。「明日が良い日だなんて何で言い切れるのか」、「無責任なことはあまり歌詞にしたくない」という晴一のぶれない考え方に基づいていますね。「僕」は曲がり角までなかなか来ない君を迎えに行かないし、白馬には自分が乗る方がいいし。結局やるのは、やることが出来るのは自分自身。(「瞬く星の下で」に関しては、晴一がCDTVの曲フリでズバリ「自分のことは自分でやれって曲です!」と紹介していたのが心に残っています)

とはいえ、何か無理して変えろと押し付けるのではなく。一呼吸置いて、一休みしてもいいんじゃない?と言ってくれるのも実に晴一らしい。「ブレスのできない歌は誰も唄えやしない」という一節が本当に良い。昭仁がこれを歌うのか!ってのはまぁ置いておいて、この一節に救われる人は沢山いるんじゃないかなぁ。

 

音楽と人』や「音楽ナタリー」でのインタビューでは、今回はかなり歌詞に苦戦したと語っていました。「曲がポケモンに寄せきったものになっているので、歌詞まで寄せたらポケモンという大きな作品に呑みこまれてしまう。」、「今回のポケモン主題歌、誰でも良かったんじゃない?ということになりかねない。」と。

最初はポケモンに寄せたパターンの歌詞も書いていて、なんなら「ゲットだぜ」を歌詞に入れてたなんていうから驚きです。そんなゴリゴリにポケモンに寄せた歌詞をポルノの晴一の歌詞で聴きたくないので安心しました…(笑)

本当に完成形の歌詞で良かったです。ポケモンに寄せてたらこの曲好きになってなかったでしょう。僕自身かなり好きな曲になったし、シングル曲の中でも上位に食い込むくらいの名曲だなと感じています。

 

「みんなの物語」も劇場で見ました。正直「みんなの物語」って抽象的なタイトルだし、ゼラオラとルギアが出てくるってこと以外よく分からんし、どうなのかなぁと期待しすぎないようにして見にいったんですが、これが非常に良かった。まさに「みんなの物語」でした。まさか泣かされるとは。そしてブレスが本当にこの映画にぴったり。今回のタイアップが実現して良かったです。アニポケは見てた時期と見てない時期がばらばらだし、劇場版も半分くらいしか見てないので、こんなこと言うとアニポケガチ勢には怒られるかもしれないんですが、ポルノとポケモン、どっちものファンで良かったと思いました。

ネタバレはしたくないので、是非とも劇場でやってるうちに見てきてください。

 

ポケモンの曲」としてブレスを聴く子供たちには、歌詞の意味が今は分からないかもしれないけれど、いつか聴き直した時に「こういうことを歌っていたのか」と気付いてほしいですね。

 

○海月

「海月」というタイトルから儚い幻想的な曲だと予想していまして、Aメロも落ち着いていたので、遠からずかなと思ってそのまま聴いていたらサビで一気に弾けてびっくりしました。Aメロ、Bメロが深海で、そこからサビで上昇して視界が開けるイメージ。

この曲の聴きどころは何よりまずAメロの昭仁の低音ではないでしょうか。ここまで低音を使った曲は珍しい。聞き慣れてる高音とのギャップもあって、最初の一音から曲の世界に引き込まれますね。

個人的に好きなのはサビの「何ひとつ歪んでない」の「歪んで」の詰め込み具合です。

 

○ライラ

1回目を聴き終わった時あまりの衝撃にしばらく放心状態になり、2周目をなかなか再生できませんでした。海月がぶっ飛んでしまった。

とにかく情報量が多くて、聴きながら全く整理がつかなかった。「お、ラテンっぽい感じか?いやでもウェスタン的なイメージ?ん、ロシア語?」とか思ってたら「ライララライララライララライララライライライ」ですよ。なんだこれはと。え、ライラってそういう意味?女性名とか星座ではなくて?困惑のまま2番を聴き終えると間髪を入れず長台詞!歌詞カードの下の方になんだかかなり文字量が多い連があるぞってのは意識してましたが。こんなの笑っちゃうじゃないですか...笑 昭仁が台詞部分だと微妙に滑舌悪いのも含めて。台詞が終ったら今度はコロブチカ!テトリスで聴くやつ。最後は怒涛のライララライララライララライララライライライ!何回繰り返すんだ!そろそろ終わるかなと思うところで昭仁の「ハイ!」。そこからまだまだ繰り返しますからね。ラスト1分を真顔で聴けた人はいないだろう。

全く想像していなかったジャンル(ロシア民謡)への驚きと、長台詞やライララライララライララライララライライライへの困惑と笑いが混ざって放心状態になったというわけです。しばらくこの曲をどう受け止めればいいのか分からなかった。

初めて聴いたときはまぁおそらく大体の人がこんな感じになるのでは。

 

歌詞で言いたいことはサビの「歩き疲れたら帰っておいで 懐かしい歌など歌いましょう」に集約されてますかね。自暴自棄、破れかぶれでもとりあえず歌っとこう!と。

台詞部分に関して、カフェイレでのリスナーからの「台詞は昭仁さんのアドリブでしょうか?」という質問には笑いましたね。アドリブて。「これがアドリブだったらなかなか心が疲れている人だよね…(笑)」と晴一も返していましたが。

そんな歌詞や台詞に合わせて昭仁の歌い方もざらっとしててぶっきぼらうな感じ。こういう歌い方は久々に聴けたので嬉しい。

 

ツイッターで感想を漁ってみると案の定賛否両論でしたね。僕は賑やかで楽しくていいんじゃない?というところに落ち着きました。ライブ、しまなみで多分やってくれるでしょう、で聴くのがかなり楽しみです。康兵さんとか凄く自由に弾いてくれそう。

 

ブレス、海月、ライラと三者三様の曲が聴けて、更にロッキンのDVDまでつく今回のシングルはどう考えてもお得ですね。

ラバッパーでも困惑しきりのライラをポケモン切っ掛けでCDを買ったキッズが聴いてどう受け止めてくれるかはちょっと心配なところではありますが、まぁ大丈夫でしょう。

「カメレオン・レンズ」と「ブレス」が入るはずの次のアルバムが今から楽しみでなりません。ベストアルバムは出してくれるなよ。

FCUW5のMCの書き起こし

バタフライエフェクトのライブレポを書くと言いつつ、最近「デジモンストーリー ハッカーズメモリー」に夢中で全く書けてないので、代わりに(?)、FCUW5のMC書き起こしでも投稿しようかなと。流石に投稿間隔が空きすぎてますしね…。ライブレポは書きます。

 

今回投稿するのは2016年3月2日の東京公演のMC。DVD化されてる公演の1日前で、本間さんが来た公演となっております。

そもそもMC書き起こそうと思ったのも本間さんとポルノの2人の話が貴重だったからです。

ライブの翌日くらいにメモ帳にせっせと記憶で書き起こして保存しておいたもので、今投稿するにあたって久々に読み返したら懐かしくなりました。

最後まで書き起こしてたつもりだったんですが、本間さんが降壇した後のMCは書いてませんでした。どうやら本間さんのターンの話を書き終えて満足しちゃったようです。

その後のMCは大体DVDに入ってるのと同じ話だったかなと思ったんですが、今思い返すと、アポロのラスサビを昭仁が派手に歌い間違えて、流石に本人も納得がいかなかったのか、明転する前にラスサビだけ歌い直したり、晴一が天井の方を見上げて「天国の本間さん元気かなぁ」とか言って昭仁が「勝手に殺すな。さっき話してたでしょ」と突っ込んだりなんてこともありました。最後まで書いておけよ2年前の自分よ。

 

以下書き起こし。

 

~ポルノの2人による影ナレ

晴一:今日のライブ、本間さん来てるらしいぜ
昭仁:まじで?

01:Jazz up

昭仁:盛り上がってますか!?×2 わしらがーポルノグラフィティじゃ!

Jazz upを聴いてもらいましたが、今回はみなさんご存知だと思いますが、ロマンチスト・エゴイストの曲を全曲演ります。それもアルバムの曲順の通りに演奏します。みなさんくらいのファンだったら、曲順にも思い出があるんじゃないでしょうか。今までのファンクライブライブでは途中でクイズをやったりトークコーナーをやったりしたんですが、今回はガチなライブをメインでやりますよ!そして、ライブ中に、ファンクラブで募集した「15の夢」にみなさんから届いた夢をいくつか叶えながらやっていきたいと思います。さっきも1つやりました。15の夢募集で来た、開演前の影ナレですか?を二人にやってほしいというのをね、やりましたよ。
晴一:ファンクラブのライブだから、こう、座るまでいかないにしても落ち着いた雰囲気になるかと思ってたんだけど、君らがそんなにやる気なら、わしらもやる気になるよね。
昭仁:さて、曲行きます!2曲目からこの曲でーす!

02:Century Lovers

2番終わり間奏

晴一:(葉書を読み上げ)「いつもCentury Loversでは昭仁さんがFuFuと煽っていますが、晴一さんは隣でサボっていませんか?是非晴一さんにFuFuをやっていただきたいです。」という訳で、今回はわしがやろうじゃないかと!ただ、いつもと同じようにやるんじゃな意味がありません。なので、ミュージック、チェーンジ!

2回やったあと、

晴一:全然だめです!FuFuが言いにくいんじゃないかと!今回はじゃあイェイイェイでやりますか!

(曲終わり暗転中)
昭仁:…今の感じで○○××△△(スタッフとの会話をマイクが拾った)
会場笑う

昭仁:聞こえてたん?(笑)今のは、PAのスタッフと話をしてて、声の大きさとかの調整をしてました。でも、今は結局変えなくていいよってことになりました。あれだけ話して(笑)。今日はファンクラブのライブなのでこういう裏側の話もしていきたいと思いますよ!

次は2曲続けて聴いてもらいます。まずヒトリノ夜ですが、こんな夢が届いています。「以前偶然(若干強調)ヒトリノ夜のインディーズバージョンを聴いたことがあるのですが、歌詞やメロディーが現在のバージョンと違うところがあったりして興味深かったです。ぜひインディーズバージョンをライブでやってほしいです」
晴一:なんかあれでしょ?YouTubeにインディーズ時代の音源が上がってるんでしょ?なかなか際どいよね(笑)
昭仁:白か黒かで言ったら限りなく黒に近いね(笑)でも、今回僕らもYouTubeのそれを見て練習しました(笑)歌詞もそこから拾いました(笑)
晴一:ちなみに聴いたことある人どれくらいおるの?
8割くらい挙手
晴一:なかなか際どいけどね(笑)
昭仁:白か黒で言ったら限りなく黒に近い(笑)これ、インディーズバージョンは歌詞が本間さんなんです。
晴一:ちょっと2番のAメロの3段目と4段目読み上げてくれる?
昭仁:「僕が君に教えた 流行のクラブで踊る 辛い辛い ヒトリノ夜
晴一;たぶん本間さんはわしらにこういうやつになってほしかったんじゃろうね(笑)
昭仁:ならなかった(笑)
晴一:そういう意味では、プロデュース失敗?(笑)
昭仁:今日おるけどね(笑)そうそう、今でも覚えてるんだけど、ヒトリノ夜のメロディーを変えようとなった時に、Aメロとかを本間さんがスタジオでその場でここはこの方がいい、みたいな感じでさっとどんどん変えて、今のバージョンが出来ていったんだよね。プロの仕事に関心するばかりだった。
晴一:忙しかったんじゃない?(笑)
昭仁;そうか、忙しかったのか(笑)いや、そんなこともありました。そして、その次はライオンになります。この曲は本当に大切な曲で、インディーズ時代から、この曲があったおかげでポルノグラフィティがやってこれたみたいなところがあります。インディーズ時代のライブやテレビで、インディーズ時代もテレビに出させてもらうことがあったんですが、それもライオンのおかげで。僕らのアイデンティティーみたいな曲です。2曲続けて聴いてもらいます。
歌詞カード登場
昭仁:そうそう、ヒトリノ夜のインディーズバージョンは現バージョンと歌詞が全く違うところと、今と変わらないところが混ざっていて、僕の頭では覚えきれないので、
会場爆笑
昭仁:(歌詞カードを指して)カンニングします!今日は大手を振ってカンニングします!わりとガン見するけぇね(笑)じゃあ行きましょう。

03:ヒトリノ夜 インディーズver.
04:ライオン

昭仁:ありがとう。次の曲はライブでは10年ぶりくらいにやる曲です。その中でも夢を叶えたいなと思います。晴一のね、ギターをメンバープロデュースグッズということで作りましたね。
晴一:これね。(ワンフレーズ弾く)グッズを作りましょうってスタッフが言うから、じゃあギター作ろうぜって言ったらフェンダーさんが作りましょうって言ってくれて。
塗装を薄くとか音の鳴り方とかいろいろ提案したらそれも熱心に聴いてくれて。ちょっといやらしい話、高いじゃない?
会場笑う
いや、グッズとしてはって話よ?タオルと比べたら高いでしょ?ギターとしてはまあまあって感じなんだけど。売れるか心配だったわけ。それで、フェンダーさんに作ってもらって、一本も売れませんでしたじゃかっこ悪いし、自分で何本か買わないといけんかなとか思ってたの。
昭仁:自分用にね。
晴一:そうそう、わしが10本。昭仁が3本。
昭仁:なんでわしが買うの(笑)
晴一:森男が2本…。
昭仁:森男2本だってよ(笑)
晴一:って思ってたんだけど、これがね、売れてるの(小声)
爆笑
昭仁:小声がいやらしい感じになってるけど
晴一:まぁまぁ、売れてるの(小声)わしが買う必要ないくらいに。
昭仁:たぶん心の底から嬉しいんじゃと思うよ。
晴一:何が嬉しいかってね、ポルノグラフィティ17年目になるけど、ここまでルックスだけでやってきたみたいなところあるじゃない?
会場苦笑
昭仁:その辺首を振ってるけど(笑)
晴一:(昭仁を指し)福山さんと僅差で抱かれたい男ランキング173位…。言ってて悲しくなってきた(笑)いや、10万するギターは流石に飾りたいからって目的だけでは手にとらんと思うの。ギターを始めたいとか、今も弾いてるけど新しいギターが欲しいなとか、音楽に興味を持ってくれてる人が買ってくれてるわけでしょ。それが嬉しいんだよね。お前もグッズ作ったじゃん?スリッポン
昭仁:ええ作りましたよ。スリッポン。
晴一:なんでスリッポンなの?なんかなかったの?
昭仁:いや色々考えたんよ。ヴォーカリストがグッズ作るって難しくて。晴一と同じようにギター作ってもしょうがないし、かといってマイクっていうのも変な話だし。
会場:マイクほしー!
昭仁:いや、いつ使うの?(笑)マイク使い時がないでしょ?他の機材とかも必要になってくるよ?
晴一:カラオケにマイマイク持参すれば?(笑)
会場:あー(感心)
晴一:つっても、カラオケのマイクは今全部ワイヤレスだからそっちの方が良い可能性もあるのか。
昭仁:あるある。本当にあるね。
晴一:それでも、スリッポンの前の候補がパスタソースだったんじゃろ?
昭仁:そうそう。でもなんだかいろんなハードルが高すぎてできなさそうということになって。
晴一:ヴォーカリストがグッズ作りにくいってのは分かるよ。でもマイクからパスタソースに至る過程になんかあったでしょ!?(笑)
昭仁:スリッポンしか出てこなかったね。
会場笑う
昭仁:わしとスタッフで考えに考え抜いてスリッポンしか出てこなかった(笑)いやまぁわしみたいにスリッポン道を極めたい人は買ってください。わしと同じスリッポン道を極めましょう(笑)でも、次からあなた大変でしょ?ギター作っちゃったから。
晴一:いや、最初にギター作ったから、次はエフェクター作ろうと思ってた。そんでその次はアンプ。全部揃えるとわしの音が作れるみたいな。創刊号ギターで。なんだっけこういうの。
昭仁:デアゴスティーニ!?(笑)
会場爆笑
晴一:それだ!5号で全部揃うみたいな(笑)
昭仁:そろそろ曲に行きましょう。10年ぶりくらいにやる曲です。えー、ロマンチスト・エゴイストをハイカロリーだハイカロリーだって言ってますけど、この曲はその中で唯一のバラードになります。晴一のグッズのギターも登場します。
晴一:登場はするけど活躍はあんまりしません(笑)
昭仁:そうですね、なんで彼もこの曲を選んだのか分かりませんが、聴いてください、憂色~Love is you~。

05:憂色~Love is you~

昭仁:音楽をやっていると大切な出会いがいくつもあります。その中でも僕らにとって一番大きな出会いが本間さんとの出会いだと思います。別に今日来てくれとるから、(間をとって)言うとるわけじゃないよ?
会場笑う
晴一:17年もやっているとこういう技も身に着ける(笑)
昭仁:そんな本間さんをステージに上げてやろうじゃないかと!
晴一:PA卓のあたりで見てると思うんで。
昭仁:本間さんは(あげられることを)知りません。
晴一:なんかプロレスみたいだね。真ん中から来る?
昭仁:さすがに真ん中は通れないでしょ(笑)
晴一:あ、裏から。
(本間さん移動)
昭仁:意外と時間がかかるな(笑)
晴一:本間さん知っとる?
昭仁:そりゃあ知ってるでしょ
晴一:本間昭光。ak.hommma。51歳か52歳。
昭仁:51歳でしょ。
晴一:(なんか言いかけて)
(本間さん登壇)
昭仁:ここから3曲続けて演るんですけど、本間さん、次の曲作詞が本間さんなので、(今回のツアーで演る時)本間さんはこういう気持ちでこの曲を作ってくれたのかなということを推測して喋っているんですけど(言いかけ)
本間:いやぁ~、いい企画だね~これ。Jazz up懐かしいな~とかね。後ろで見てて当時のこと沢山思い出したよ。
昭仁:せっかくなので喋ってくださいよ。みんなも聴きたいでしょう?
本間:Century Loversは○○で録ったんですよ。覚えてます?
晴一:そっから!?
会場爆笑
昭仁:M2だね(笑)
本間:今もうあそこの2階は変わっちゃってるから
昭仁:あぁ~、あそこの2階でしたっけ~。ごめんね、マニアックな話で(笑)
本間:あそこで録った最後のグループがポルノグラフィティだったんだよ。
昭仁:へぇ~、あの当時はスタジオを使う人の名前が全部張り出されたんですよね。
本間;あそこは控室が全員一緒だったでしょう。
昭仁:そうでしたねぇ。もう錚々たる人たちが一緒に控室に居て。米米CLUBさんとか、あれ、当時米米さんって解散してたか?嘘言ったかもしれん。
本間:いや、いたいた。
昭仁:米米さんとか、奥田民生さんとか。
本間:サングラスをとった浜田省吾さんとかね。
昭仁:浜田省吾さんいたんですか!?
本間:サングラスをとったね。俺も分からなかった(笑)Century Loversはそこで録ったんですよ。FuFuとかは奥の方の石造りの、よく声が響く部屋で。Jazz upもそうだった。(うろ覚え)
晴一:居酒屋行きますか!みんなで!
会場歓声
本間:居酒屋トークになっちゃうんだよねえ(笑)
晴一:ここにきてる人らはファン度の濃さで言ったら真っ黒ですから(笑)(みんな喜んで来ますよ的なニュアンス)
昭仁:さっきやったインディーズ版のヒトリノ夜は、
本間:あれね、インディーズバージョンって言っても1回ラジオで流しただけだよね?
昭仁:1回だけでしたっけぇ?
本間:たぶん
昭仁:わしら、デビュー前からラジオをやらせてもらってたから、こんな曲がありますよっていうことでヒトリノ夜をかけたんだよね。それで、それを録って大事に保管していた人がYouTubeにあげたと(笑)さっき僕が言った、目の前でメロディーを変えていったっていうの、覚えてます?
本間:うんうん、やっぱり派手な曲を出したいってのがあって。それにGTOのタイアップが決まったじゃない?
会場:あぁ~
本間:アニメのOPとなると、Aメロがあのままじゃあちょっと地味かなぁって。
昭仁:わしのレンジ的にも当時は弱かったんですよね。低音が。
本間:あとはやっぱり一発屋疑惑がね。
昭仁:本当にねぇ~。一発屋感がねぇ。
本間:よく間違えられたよねぇ。ポップジャムのさ、広島出身アーティスト回みたいな時にさ、「ポルノグラフィックのみなさんです」ってね。
昭仁:クボジュンさんですね!(笑)
本間:リハーサルで1回「ポルノグラフィックのみなさんです」って言って、プロデューサーにえらい叱られたんだけど本番でも「ポルノグラフィックのみなさんです」って(笑)
昭仁:クボジュンさんですね~。元NHKの。
本間:でもクボジュンさんの娘さん、(ポルノの)ファンですよ?
昭仁:そうなんですか!?何で知ってるんですか?(笑)
本間:そうですよ~。マニアックな情報は沢山持ってますよ(笑)
(晴一、スタッフにギターを預ける)
本間:あ、晴一さんに椅子を…。
晴一:あ、いやギターはまだいいかなと思って(笑)
昭仁:さっき晴一が言った歌詞の部分は?
晴一:本間さんには、ミュージシャンはこうあるべきみたいな姿勢とかもたくさん教わりましたね。都会の中心に住め!とか。山手線圏内だけで暮らせ!刺激を受けろみたいなね。さすがにできませんって言ったけど。僕らお金が持ちませんよって言ってね(笑)
本間:ごめん、あれウソ(笑)言うたけど実践してない(笑)
晴一:和民行こう!
会場爆笑
昭仁:それで、Heart Beatですけど、作詞作曲本間さんだから、わしはいつも本間さんはこういう気持ちでこの曲を書いてくださったのかなというのを推測して喋ってるんですけど。やっぱり僕ら一発屋疑惑が凄かったから、アポロとヒトリノ夜しかまだ出してない状態で、それを聴いてくれた人たちが「大丈夫なのかな?ポルノグラフィティについて行っていいのかな?」って迷ってたと思うんじゃけど、そういう人たちに対して「ウェルカムだよ!」って伝えるってことかなと思ったんですけど。
本間:いや、うん、まあそういうことだよね。最初はヒトリノ夜をデビュー曲にしようと思ってたんだけど、違うなってなってアポロになったんだけど。まさかデビュー曲がああなっちゃうとは思わなかったから。
昭仁:ああなっちゃうね(笑)
本間:一番危惧していた一発屋感が出ちゃって、
昭仁:ここがへんだよ日本人のEDにもなって
本間:デビュー曲がああなっちゃって、それでヒトリノ夜も、あれは発売週の運が悪かったんだよね。1位が80万、2位が70万とか。
昭仁:1週間でよ?まだCDバブルの真っただ中でしたね。
本間:1位はなんだったっけ?あ~TSUNAMIだ!
会場:へぇ~
本間:そんで2位がモー娘。とかで、その下に林檎ちゃん。林檎ちゃん、GLAYもたくさん売れてて、
昭仁:ラルクもいて、みたいなね。
本間:それでヒトリノ夜だけポルノの中では、初登場12位とかになっちゃった。枚数は行ってたんだけどね(笑)いやらしい話になるけど。枚数は行ってたけど、初登場12位っていう響きのせいで、アポロも相俟って一発屋感がより出てしまった。それで絶対一発屋にはさせないぞと3枚目に向かっていくんだけど…。そうだね、Heart Beatは、昭仁くんは当時からライブはパワフルでエネルギッシュだったから、1回ライブを見に来てくれた人の心を掴んで引き寄せることが出来るような曲がほしいなと思って田村さんとも話して作った曲ですね。
会場拍手
昭仁:そんな、Heart Beatを!今日はせっかくなので!本間さんに演奏に参加してもらいたいと思いますよ!
会場歓声
昭仁:本間さん大丈夫ですか?
晴一:康兵、断れ!断れ!(笑)
康兵:い、い、い、いやとんでもないです(恐縮しきって)
昭仁:本間さんいきなりで弾けますかね?僕が時間を稼ぎますからその間に康兵とちょっと…
康兵:そう思って譜面を持ってきておきました。
昭仁:いやー、本間さんとHeart Beatってやったことありますっけ!?初めてじゃない!?
本間:なかったかな?
昭仁:あ、淡路横浜の時にやったか!ごめん初めてじゃなかった!
本間:いや、でもさ、(あの時と今では)意味合いが違うじゃない(笑)
会場歓声
昭仁:次の3曲で1曲目はHeart Beatで、次はマシンガントーク。とびっきりのパーティーチューンですよ。それで、演る前に言っておきますと、今回モンキーダンスはできません!
会場:えー!
昭仁:いや、本当にできないんです。前のツアーのファイナルでやりすぎてちょっと首がおかしくなったんです。だから、まだやらないほうがいいかなと。だから、代わりに盛り上がることを考えてきましたから!代わりにモンキーダンスを踊ってくれる人は誰にしようか。
会場:ハイ!
昭仁:いや、君らの中でという話じゃないから(笑)君たちはどうぞモンキーダンスやればいいと思うんだけど(笑)
会場:森男!
(空気を読んで)
会場:本間さん!
本間:何分踊ったらいい?(笑)
晴一:本間さん、みんなゆりかもめの時間があるんで(笑)、イントロでモンキーダンスしてそのまま捌けていってください(笑)
昭仁:51歳のモンキーダンスが見れますよ!そしてその次がデッサン#1。この曲もインディーズの頃からやってきて、本間さんや田村さんの力を借りて現在の形になりました。もしかしたら、バランスが取れていないところ、拙いところ、あるかもしれませんが、それも含めてこの曲だと思います。 (後半こんなこと言ってたかなぁ)
それでは、せっかくなので本間さんにHeart Beatの導入を弾いてもらいましょう!僕の合図で曲に行くんで!

06:Heart Beat
07:マシンガントーク 
  イントロで本間さんがモンキーダンスをしながら下手に捌ける。
  アウトロで再びモンキーダンスをする本間さん登場。下手から上手に捌けていく。
08:デッサン#1

昭仁:ありがとう。51歳元気じゃったね。

週刊少年ジャンプ16号感想

16号です。また1週空きました。月曜日なのでネタバレ注意で。

 

【ジガ】

原作:佐野ロクロウ先生、作画:肥田野健太郎先生での新連載ということで、佐野先生は何者か分かりませんが、今でも多分根強い人気を誇る読切『クロノマンション』の連載を渇望していた人にとっては待望の肥田野先生新連載ということになるんでしょうか。僕もクロノマンション好きでした。

でもあれは矢萩先生原作だったので、やっぱり当時のファンからしたら原作違うと微妙かな…? 矢萩先生とのタッグでは+に一回読切掲載がありましたが、それ以降はコンビ解消したっぽいですね。

矢萩先生は一人で描いたり、原作で何度か色々やったりしてますが、正直どれもパッとしないので肥田野先生的には違う人と組んで本誌連載出来たのだから良かったのかなぁ。

 

さて、ジガですが、なんと怪獣もの。ジャンプで怪獣ものってあったか!?

もう結構長いことジャンプ読んでるけど怪獣ものを読んだ覚えはないっすね…。今までにないジャンルなので期待はしたいんですが、肝心要の怪獣「ジガ」のデザインがちょっと地味。もっとかっこいい方面かグロい方面に振り切った方がいいと思うなぁ。デザインでいうと主人公のコウくんもすげー地味。本当にただの少年、モブッぽさすら感じてしまうので何かもうちょい特徴があった方が…と。

 

話はというと、まぁ一話なので基本的にはよくある感じですね。実は能力持ちだった主人公、そんな主人公をスカウトしに来る訳知り顔の謎の組織、災害やら化け物やらで日常が一変。ちょっと違うのは、普通なら現れた化け物なりなんなりをとりあえずは倒して一話が終わるところを、今作はジガが現れて絶望して終わりにしてるところかな。どう響くか。

序盤のコウがモテモテの数ページはちょっと恥ずかしいっつーか、なんだ、上手くいきすぎなこれが実は夢でしたみたいな展開来るのか?と疑ってしまった。そんなことはなかった。

異災連のグラサンは若干池沢くんの主人公と被ってませんか?大丈夫ですか?

一番目を引くのは多分ヒロインかと思われた天城ちゃんがいきなり死ぬところですかね。読切でヒロインを殺しちゃう屋宜先生っぽさを感じる。好きそう。

絶望感はあるけど、今や一話でヒロインらしき人が死んじゃう展開も多いからあんまり驚けないのは悲しいところ。あのプレゼントが市販のものなら天城ちゃんの腕とは限らないので生きてる可能性もあるけど、それだと肩透かしだしなぁ…。

とりあえず期待ということで、様子見。二話丸々使って必殺技の名前考えるなんて展開しちゃだめですよ。アイアン・ファイア…。いや、シチュエーションが似てるようで大分違うので絶対こんな展開にはならないでしょう…。ちなみに僕はアイアンナイトもレッドスプライトも単行本所持してます…。

 

約束のネバーランド

NARUTO戦争編の時にも感じた、「知らねえ奴と知らねぇ奴が戦ってて面白くねぇ」というそれ。ネバランは(例外もあったけれども)鬼が明確に敵という存在なのでNARUTOほど退屈ではないんですけど、やっぱりGP編の味方の人間の子どもたちはポット出感が拭えなくてなぁ…。

 

【ハイキュー】

いよいよゴミ捨て場の決戦が始まった!ドキドキ!しか書くことが無い話ではあるんですが、どんなに話が進んでも変人速攻がちゃんと強い技として通用しているのがいいですよね。初期の技ってインフレとともに全く役に立たなくなっちゃうじゃないですか。誰でも返せますよツイストサーブなんて。…トンデモ路線のテニヌを引き合いに出したのはわざとです。

とはいえ変人速攻には慣れという弱点があるってのは毎試合描かれてきた通りだし、相手が研磨なので、どう勝っていくのか見物です。

 

【ブラクロ】

全然好きじゃないので全然真面目に読んでないブラクロですが、唯一好きだったキャラであるサリーが生贄になってしまったのでテンションダダ下がりです。そりゃないぜ。

 

何が全然好きじゃないって、ツイッターではよく言ってるんですが、キャラのテンションが高すぎるのがね…。どいつもこいつもダッシュとエクスクラメーションマーク何個ついてんだよって。アスタが主人公としてそういうキャラ付けならまだしも全員じゃないですかああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!

いやまじで。ちょっと前の新井浩文に対する「何で勝手に死のうとしてるんですかあああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」みたいなのもさ、うわってなったもんね。銀魂のツッコミかよ。

読切版ハングリージョーカーを返して!!!!!!!!!とは常々思ってるんですけど、連載版ハングリージョーカーの主人公ハイジのクールキャラは描いててしんどかったらしく、ブラクロでのアスタは田畠先生自身をモデルに描いてるとのことなので、そうだね…、田畠先生は底抜けに明るい方なんだね…。文がまとまってない。いやきっと読切版の設定でハングリージョーカー連載してたとしても結局しんどくなって続いてなかったんだろうなと。

このブログで初めてその漫画の感想書くときはその週の話だけじゃなくて作品に対するスタンスも書いとこうと決めてるのでこんな感じです…。

 

今週の話に戻すと、キャラ立ってる既存キャラを複数殺しちゃうわ、味方キャラも転生によってキャラ同士の立ち位置や関係性を一気に変えちゃうわとすんごい大胆な展開ですよね。人格がどうなんのか分かんないけどユノがこれからは敵になるわけでしょおそらく。それだけならサスケみたいなもんだけど、結構大量に味方キャラが敵になっちゃったっぽいのでこれからどう展開していくのかは気になります。多分全部アスタがなんとかします。

 

Dr.STONE

スマホ編!!ほんっとうにワクワクさせるのが上手い!!!

そしてここでずっと放置してた大樹&杠!!本当にこの2人のことを忘れてて今週そうだった!と驚いた読者もいるんでないかな。

ツイッター見てると司があんまり人気ない感じなので、STONE WARS編若干人気落ちちゃうなんてこともあるか?と思っていたけど問題なさそうっすね。

 

【ノアズノーツ】

池沢くんです。

一話冒頭で、後で主人公をアゲるためにベテランっぽい歴史の先生に「歴史の勉強はテストの点数になるだろ!」なんて言わせた時点で悪いとこ出てるわって感じましたね。そのくせ主人公がヒロインに説いた歴史の有用性は誰でも言えそうなことだったし…。そのくらい学校の先生言いますって。学校や学校の先生などの日常を「退屈なもの」と言い切って、非日常の楽しさを描写するとともに歴史すげぇってやりたかったのは分かるけど。

一話で散々突っ込まれた矛盾点なんかは、批判を先読みしてたのか二話で設定を色々つけて回避しようとしているかな?とは思いました。でもねぇ、4年後にこうなるかよとか、いやこれループしてないだろとか、大きな疑問は残り続けますよ…。作品の根幹のテーマの設定に疑問を抱いてしまったらその時点でもう作品に乗り切れないっすよね。設定だけを見ると好きなんだが…。

テーマ的に近いのはDr.STONEなので票の奪い合いになると思うんですけど、正直太刀打ちできないでしょ…。

 

主人公のキャラもなんだかいけすかない。これは池沢くんフィルターを通しているからなのかどうなのかは分かりません。天才で横暴だけど理に適った行動を取るのでかっこいいし好感度が高いキャラはいっぱいいますけどね。こいつはいけすかないです。我理解せりは流行らないです。ヒル魔なんか大好きだし、ほとんどヒル魔な千空ももちろん好きですけど、このグラサンはヒル魔にゃなれないと思うなぁ。好感度低いよなあ。

ヒロインもあざとさがあるよね。ものの歩で散々サービスシーンやったのに、今回はスカートが鉄壁なのはなんでなんでしょ。ブラジャーの細部にまでこだわる池沢くんのことだから今回も過剰なまでのパンチラパンモロはあると思ってたな。

 

未だに池沢くん呼ばわりでこんな感じの感想書くって粘着アンチにもほどがあるだろ!って言われそうですけど、あれだけのことを言ったのだからね。それこそジャンプの看板になるような超面白い作品描いてくれれば何の文句もないんだよ、僕は。

 

【ぼく勉】

過激なファンが気持ち悪いでお馴染みぼく勉。まぁ過激なファンが気持ち悪いのはラブコメの常であるね。

基本的にキャラが可愛いのは認めてます。キャラが可愛いくないと成り立ってませんしねこの漫画は…。

少年誌のラブコメだからこんな感じでええやろ?感満載なご都合主義とか、アンジャッシュやるための強引な台詞回しがとにかく多いんだよな、ぼく勉。そこの気持ち悪さを許容できるか否か…。僕は微妙なところ…。

今週は気持ち悪さの勝ちです。

 

【ヒロアカ】

敵と偶然遭遇しすぎではないかって? 主人公とはそういうものだ! だからオッケーです。結局その作品がもともと好きかどうかだよね、ご都合に関してはね。

警報が鳴れば即中止ってのは、雄英的には当然だけども、文化祭のわいわいが見たい読者(僕)としてはそんな重い縛り付けなくても…って感じなので、ここでデクには頑張ってもらいましょう。

 

【火ノ丸】

結局すんでのところで蜻蛉切と同じにはならない、という、まぁそうなるかという着地。でも本当にやっちゃうんじゃないか!?とハラハラ出来るのがこの漫画のいいところだよね

それにしても「次号、土俵は阿鼻叫喚の地獄と化す!!!」は詐欺でしたねー。

 

【呪術廻戦】

補正期間だから関係ないとはいえ掲載順位低くないか!?大丈夫か!?

二話が割と淡々とした説明回だったのでひやひやしての三話です。

一話時点で、悠仁が人を助けると決めた経緯に関して「主人公なのに他人発信の動機かよ」っていう批判はツイッターや5ちゃんで結構見かけてましたが、今回はまさにそこに学長から突っ込みが入りましたね。

僕は悠仁に感情移入というか、悠仁目線で読んでいたので、人を助ける動機がじいちゃん(家族)に言われたからってのには普通に納得出来たし、それほど説得力がないわけではないと思っていたのですが。

学長から気付かされるという形でちゃんと自分発信の動機を手に入れましたね。いいじゃないっすか。

最後にはおそらくまた足が太いか太くないかで話題を呼ぶことになるヒロインの顔見せ。とりあえず可愛いです。

おそらく2年か3年になっているであろう呪術高専のメンツにも登場してほしいな。パンダはよ。

 

【アクタージュ】

オーディション編続き。5分でどう殺し合いにすんだよっていう問題の解決編でした。夜凪のせいで他の3人のメタ的なプランがぶち壊されるも、結果的に3人が組んで夜凪を嵌めようとしているっていう状況が出来上がって自然に殺し合いに移行出来たという流れは無理がないし説得力もあって良かったですね。

あれ、普通に面白いのでは…!? セット壊しちゃうってのも飛び蹴りとは違って良いヤバさの表現だなと思うし…。飛び蹴りのせいで打ち切られちゃったら残念だぞこれ。

 

【ボーズビーツ】

まさかの(?)掲載順最下位。アンケ取れてなかったのかー。

最大の問題は主人公の環がクソガキすぎたことかな。全然好きになれなかったもんなぁ。龍大寺さん主人公じゃいかんかったのか。

週刊少年ジャンプ14号感想

1週空いちゃいました。まぁ毎週書くぞと義務感で書いてもしょうがないので。

 

【呪術廻戦】

芥見下々先生待望の新連載!!

NEXTに載ったデビュー作『神代捜査』から応援していたのでものすごく嬉しいです。

神代捜査、NO.9(増刊)、NO.9(本誌)、ヴァラバルジュラ(金未来杯)、呪術高専GIGA連載)を経て、ようやくの本誌連載。

今作は呪術高専がベースとなってますね。GIGA連載から本誌連載に漕ぎ着けたのは初めてです。まぁそのおかげで呪術高専の単行本化の話がどっかいってるのがなんともという感じですが…。いやまぁ新人のGIGA連載の単行本なんてよほどのマニアじゃないと買わないけれども…。

 

肝心の内容ですが、ざっくり言えばジャンプのテンプレだなってことにはなるんです。「身体能力が高いがあくまで一般人の主人公が、化け物や霊的なトラブルに巻き込まれるも、その化け物なりなんなりの力を取り入れてそいつを倒す」というのはわりとよくある。まぁ正直BLEACH思い出した人も多いと思う。僕もぽいなとは思った。「(化け物取り入れて人間じゃなくなったから)お前は処刑だ」ってのもわりと直近のアマルガムと被ってるし。

ただ、今作のいいところは主人公・虎杖悠仁のキャラではないかと。爺ちゃんの「お前は強いんだから人を助けろ」という呪い(遺言)によって自分の力をどう使うべきか考えて、爺ちゃんの死によって「知ってる人は正しく死んでほしい」と思うようになったというのが描かれているので、ピンチの友人たちを助けに向かった理由に納得が出来ます。よく「主人公だから主人公らしい行動取ってるだけ」にしか見えない漫画がありますが、そうはなっていないでしょう。

あとは良い意味で淡々としてるところ。「呪いは呪いでしか倒せない」ならば「俺も呪力があればいいじゃん」と友人を助けるために最短で合理的な判断を下して、両面宿儺の指というあからさまにやばそうな呪物を食べれてしまう。ここでどうしようどうしようっつって迷っておろおろしてたら多分人気出ないでしょう。その意味では呪術高専の乙骨から主人公を変えてきたのは良かったかも。乙骨は4話かけて精神の成長が描けてたので全然悪くなかったんだけど、本誌ではということ。

 

ずっと応援してただけあって完全に贔屓目で見てるんで、客観的な評価がどうなるかは分かりませんが、とにかく生き残ってほしいです。「○○っぽい」ってのは1話だからしょうがない面もあると思うし、芥見先生はこれまでオリジナリティーのある作品を描いてきてるからこれからでしょう。

 

約束のネバーランド

猟場編も終盤なのか、鬼たちへの反撃が始まりました。

僕の中でネバーランドは脱獄してからずっと、「面白い…のか…?」って感じで、ノリ切れないんですよね。なんか今週も鬼急に弱くなったんとちゃいますかと思っちゃってな…。

こないだの鍵開けてミネルバさんからの遺言聞いたとこみたいな、話の核心に迫るような部分は今でも楽しめてるんですけど。まぁそこが楽しめなかったらこの作品に興味がないってこととほぼ同義なんで当たり前でもあると思うんですが。

 

Dr.STONE

ゲンがこんなに良いキャラになるとはなぁ…。こういうトリックスター的なポジションのキャラほどおいしいやつはいないっすね。そのうち死にそうだけども。

 

【アクタージュ】

れ、煉獄さん……!?

 

アクタージュはあんまり面白いと思ってなくて、特に黙って見てる町人が出来ず飛び蹴りのあたりは「いやいやそれはないっしょ」とドン引きしかけたんですけど、嫌いではないです。

逆張りというわけでもないんだけど、漫画のキャラでさえちょっと理に適ってない行動取ったり、(後の成長に繋がるようなものであっても)何か失敗したりするとめっためたに叩かれる最近において、アクタージュのキャラはどいつもこいつも尖ってるし、思い切った台詞回ししてるなと思うんで、その点は良いじゃねーか!って。いや、キャラと台詞が合ってないなぁ言わせてるなぁってのも少なくないんでそこは好きじゃないんだけど。

 

【ボーズビーツ】

1話以降どうも目立ってない、空気になってる感が拭えないボーズビーツ。

なにやらお母さんが出てきましたね。いきなり核心に迫る話を始めるのか…?大丈夫なのか…?

 

【青春兵器】

最終回。遂にこの時が来てしまいましたが、まぁ展開的にも想定内だったし覚悟は出来ていたので、あまりショックではないですね。ここまで続いたのが奇跡みたいなものでもあるし。

青春兵器は単純にギャグが面白かったので好きでした。「人を傷つけないあったかいギャグマンガだから読んで!」みたいなツイートをたまに見かけたりしましたが、このご時世だからそれがアピールポイントになるのも分かるけれど、人を傷つけない笑いだから好きってのは僕は理由としてどうなのそれって思いますね。単純に面白いかつまらないかで判断したいものです。人を傷つける笑いでも別にいいよ。ハマーさんいじり好きだったし、なんなら勇者学のブタいじめも嫌いじゃなかったよ。

 

話題が逸れましたけど、長谷川先生本当にお疲れさまでした…!次回作も楽しみです。

 

【ソーマ】

「大事な試合だってのに準備がちゃんと出来てない」ってソーマで結構よくある展開だなという印象ですが、これあんまり好きじゃないというか…。「準備が間に合わずピンチ!」からの「機転を利かせて勝てた!主人公凄いぜ!」って展開自体はソーマに限らずいろんな漫画であるし、盛り上がる展開なので好きなんですけど、なんだろう、ソーマは「準備を尽くしたけど間に合わない」じゃなくて「出来る準備もせずに勝手にピンチになってる」って感じが大きいのかな。……一席二席相手の大事な大事な最終局面なんだぞお前らどっちがどっち作るかも決められてないとかナメてんのかよ……って思っちゃいました。

だってこっから一色と竜胆は負けるわけでしょ。しょぼいな!って思っちゃうでしょ。準備してきてない相手に負けるんだから。中村くんもこれでソーマえりなペアを認めなきゃいけないわけだから余程説得力のある展開にしないと納得がムズカシイですね…。

室温の変化に気付かない人がいたり、謎のスタミナ制が導入されたりの後なのでもはや期待はしていませんが…。

 

【火ノ丸】

ツイッターでも散々話題になっていましたが、指導における暴力について、親方が丁寧に結論を付けてくれました。バトへの火ノ丸の暴力についても指摘があったのは良かったですね。あれは火ノ丸に非はないし読んでてスカッとしましたが、同時に結構叩いてる人もいた印象なので。火ノ丸だって完璧な人間ではないのだ。

と、品格とか暴力とかの話はこれで綺麗にまとまっているし、「やり返したらお前まで向こうの土俵に立ってしまうぞ」的なよくあるお説教はその通りだなと思いますが、エルメェス兄貴の復讐が大好きな僕としては、ブチ切れ全開の火ノ丸が楽しみでなりません。でも川田先生この話どうやって収拾つけるのかなー。双方に納得のいく展開となるのか…?

 

【ゆらぎ荘】

後発も後発の負け確定ヒロインの告白イベントってどういう気持ちで見たらいいのだろう。まぁ消化にかかり始めたのはいいことですね…。

 

次号池沢くん襲来。どうなることやら…。

週刊少年ジャンプ12号感想

ジャンプの連載作品から何作かピックアップして感想を書きたいと思います。

今まではツイッターでちょこちょこ書くくらいだったんですけど、やっぱりツイッターだと否定的な感想書き辛いし、ハッシュタグとかつけて詳細に感想を語る界隈にも入りきれないし、ということでブログで。

現連載陣で単行本買ってるのはハイキュー、火ノ丸、ヒロアカ、鬼滅、ストーン、青春兵器の6作品、ジャンプ歴は12~13年くらい、20代前半男。というのを踏まえてもらえると。

 

【ハイキュー】

ようやく稲荷崎戦決着!ということで、勝ってよかったですね。あー長かった。

毎回巻頭カラーと見せ場を合わせてくるのが流石です。日向のドシャットには痺れましたね。まー宮兄弟の「ドンピシャ」の後、「この次見開き来そうだな」って今までのパターンから推測出来ちゃったので驚きはあんまりなかったけれども。それでも勝つと分かってる主人公チームを勝たせる場面がしっかり盛り上げられるってのは凄いですよ。

青葉城西で負け展開もやってるから、全国優勝達成出来ずに負けて2年生編へってのも考えられなくはないのでちょっと緊張感もありましたが。

 

稲荷崎戦では日向の守りの成長が見れて良かったです。合宿に殴り込んでずっと玉拾いしてた成果が出てます。ハイキューは修行パートも丁寧に描くから成長に説得力があって最高なんですよ。ご都合感がない。

宮兄弟以外地味、(マンネリ回避なんだろうけどそれが逆にタルかった)音駒戦への場面転換、長い劣勢ムードと待つのが辛いと言えば辛いシリーズでしたが、それだけ溜めがあったので後半の追い上げパートでのカタルシスは凄かった。

これで次がゴミ捨て場の決戦になるんだよね?長すぎてトーナメントがどうだったかの記憶も曖昧ですが、既存チームでキャラが立ちまくってる音駒戦なら地味とか感じずに盛り上がれるでしょう。

 

ベストエピソード投票は月島が牛若止めた月の輪がぶっちぎるのではと予想してます。

日向や影山の成長よりも月島や山口のシーンに票が集まるんじゃないかな。

 

【鬼滅】

上弦の顔見せ回。アカザがまともな鬼に見えるくらい濃ゆいメンバーですね。童磨は露骨に人気出そうだ。笑顔で性格悪いイケメン枠。

下弦に比べたらそりゃそうだろうけども、上弦の面々はそれなりに無惨様の信頼を得てるんですね。また間引かれたりしてと思ってたけどあれほど荒れず。と言ってもやっぱり無惨様は理不尽ですが。

あれだけ理不尽だと謀反でも起こそうとするやつ出てこないのかななんて思いますが、無惨様絶対で動いてるのは全員一致してるんですね。カリスマかね。

 

【斉木】

麻生先生のことだから終わりを仄めかす描写を重ねて重ねてスカすってのも考えられるよなと思ってたんですが、次週Cカラー3P+大増ページってのと先生のツイートを見るに、本当に終わりそう。見開きセンターカラーでキャラ大集合のよくあるやつかな。

こち亀が凱旋した時に両さんが「こち亀くらい描き続けろよ麻生!」なんて言ってましたし、続けようと思えばいくらでも続けられそうだと思いますが、まぁ現時点でも続き過ぎてる感は否めないし良きところで畳むのかな。これで終わんなかったら驚くけど。

 

【ヒロアカ】

良い感じで小物のジェントルとラブラバのキャラが良いですね。義賊を自称してるから他の敵と差別化も図れてるし。

A組のバンド披露への他科の反応と、それに対するかっちゃんの答えの出し方も良かったです。正論。先週までの時点で実際に「自己満じゃん」って批判してた読者もいるんじゃないか。

A組みんな好きなので文化祭でわいわいやってくれるの楽しみです。

 

【ソーマ】

薊を審査員にして面白くなるんだよな…?

 

【火ノ丸】

部長の頼もしさたるや!部長がこんなにかっこいい存在になってるってだけで感慨深いものがありますよね。

蜻蛉切は火ノ丸には珍しいわっかりやすいヒールなので、わっかりやすくぶちのめして丸さんの仇をとってほしいですね。死んではないが。

 

【青春兵器】

先週はまだちょこちょこあったギャグが1個もない…!

フルパワー解放までしてしまったらもう最終回を覚悟するしかないですね。

終わりに向かうのが残念ってのはもちろんですが、でもこのシリアス編でふっつうに泣きそうになっちゃってます。まさか零一に泣かされそうになるなんて思わなかったけれど、積み重ねがある分ね。

 

【ゆらぎ荘】

今回の話を読んでため息しか出ませんでした。まず、僕がゆらぎ荘全然好きじゃないってのが前提にあります。

エロ漫画で、女子のパンツを見せたい→どうしよう→パンツを見なきゃ死ぬ呪いにかけよう、ってさぁ。それでいいのか。もうストーリーも何もないじゃないですか。あほらし。増やしに増やした12人のパンツを羅列するためだけ。前号まで誰得バトル回をやっていたので、バランスをとって振り切ったギャグ回にしてるのは分かってますよ?

何でもありなのが作風であって今回に始まったことじゃないなんてのは百も承知してますけど、そもそもそのゆらぎ荘の何でもありでシチュエーションもクソもない感じが嫌いなんです。今回はその僕の嫌いなところ(僕からすればゆらぎ荘の悪いところ)が極まってるなって思いました。個人的には史上最低のひでぇ回。

頭悪すぎて最高wwwwとか、くだらなくて面白かったwとかいう意見も分かるっちゃ分かるが、僕はこれは無理。あまりにも中身がないから。

 

アニメ化決まってて終わりそうにないからSQ行って自由にゆらぎ荘ダークネスとかやりゃいいんじゃないか。この漫画にエロ以外を求めてる人なんていないだろうから、SQ行ってエロ度が上がったらファンも嬉しいんじゃないの。

 

あと、ゆらぎ荘で面倒なのが、炎上したのも記憶に新しいですが、表現の規制がどうたらとか、フェミがどうとかってのが湧いてくるところです。僕はそういう観点でゆらぎ荘を否定しているのではない。ジャンプにお色気漫画、エロ漫画があることには何の文句もないのでその辺と一緒にされると困る。いちご100%ToLOVEるが世代なんだから、その辺嫌いなわけはないし。SQ行ってほしいのは前述の通りで「本誌でこんな漫画やるなんて悪影響」なんてクソみたいなこと言いませんって。問題はただゆらぎ荘が(僕にとってと一応入れておきましょう)つまらないこと。あとエロ枠なのに全くエロくないこと。温泉見開きで裸の女キャラ盛り合わせみたいなのよくやるけど、裸であれだけエロくないのも不思議っすよ。

 

【ゴーレムハーツ】

ソードマスターヤマトかよって。なんだこの最終回は…。

読切からの改悪で評判が最悪だった1話からずーっとつまらないまま終わっていったなあという感じで。まじでどうしようもなかったと思いますねこれは…。

ただカイリキーが結果的にラスボスになってしまって全然締めれなかったデモプラと比べたら、一応世界2位の魔道学士になるって目標を回収させて締めた点はよかったんじゃないかな。

しかし先週まで戦ってた変なゴーレムといい、今週の人体移植のラスボスといい、ゴーレムがどいつもこいつもダサすぎたのどうにかならなかったのかなぁ。これじゃ人気出ないって…。

愛されるタイプのクソ漫画にはなれてたと思うのでその点はよかったのかもしれない。1話の不快な感じが続いてたらきっと愛されてもなかった。

 

【フルドライブ】

ゴーレムより下で終わるの!?ってびっくりしました。まさかゴーレムよりアンケ低かったのかな。

連載開始からずっと言い続けてきたんですけど、主人公である弾が何考えてんだかぜんぜんわっかんねぇのが致命的なんですよね。最後までいまいちキャラ掴みきれなかったもん。意外と好戦的ってキャラ付けをしたかったんだろうけど…。「え、お前そんなこと言うキャラなんだ?」って困惑しきりで全然納得できなかった。主人公に感情移入出来ず入り込めないとキツいです。ヒロインの真凛はキャラ一貫してたように思うんですけどね。ただ真凛は顔が安定してなかったな…。

今回はまぁ時間飛ばしてるからしゃあないとはいえ「え、君ら相思相愛だったの」ってびっくりしました。弾に惚れてたクラスメイトの女子の描写はなんだったのだ。まぁ打ち切られなければあの子周りも掘り下げていくつもりだったんだろうけども。

卓球中の演出とかコマ割は結構かっこいいものになってると思ったので、次回作にも期待してます。

 

 

ギャグ勢がどれもこれも終わりそうなので、ギャグの新連載が来るならば伊原大貴先生を是非ともお願いしたいところです。初期からジャンプLIVEまでの未成年シリーズと+でやった伊原20Daysと伊原20Days'の単行本化もよろしくお願いします。ずっと待ってます。

宮﨑修平は絶対に来てくれるな。まじで。

MODE MOOD MODE感想

カメレオン・レンズの興奮が冷めやらない中なんですが、完全に勢いでUNISON SQUARE GARDENの新アルバム『MODE MOOD MODE』を買ってきました。タワレコで買ったんですが、レジが長蛇の列。大体これ買ってる人でしたね。勢いのあるバンドはすげえなぁ。

UNISONは熱狂的なファンというわけではなく、ちゃんと聴き始めたのはシュガーソングとビターステップからという典型的な新参です。バンド好きの後輩から「(アニメわりと見るしバンドも色々聴いてるっぽいのにシュガーソングからって)ユニゾンに興味持つの遅くないですか?」と言われたこともありますが、オリオンは知ってたけどタイバニは見てなかったし、興味を持つに至ってなかったんですよね。シュガーソングの小気味良さにやられました。

そこから過去のアルバムは大体借りて、Dr.Izzyはユニゾンファンの友達から借りて聴いて、っていう感じ。好きな曲はドハマりするんだけど、ピンとこない曲も結構ありますね。むちゃくちゃ好きなのは「きみのもとへ」と「箱庭ロック・ショー(D.A style)」、「mix juiceのいうとおり」あたりかな。

そんな感じなので、ユニゾンの流れとかスタンスとか文脈とかを正確に理解しているわけではありません。インタビューとかちらほら読んでるのはあるけど。

 

今回の『MODE MOOD MODE』は曲タイトルと曲順を事前に公開せず、店頭でCDを手に取って初めて分かるっていうプロモーション展開でした。これいいっすよね。ワクワク感が違う。リアルタイムでこれを経験した人の思い出となっていくんだろうなぁ。上手いですよ。こんなことされたらファンは「流石ユニゾンはやることが違う」って(決して悪い意味じゃなく)思うでしょ。

ただこれをポルノにもやってほしいかって言われると微妙ですね。情報に飢えすぎて死んでしまう。タイトルだけ出して作詞作曲編曲を隠すくらいならいいな。

前置きが長くなりました。2周聴いた時点での軽めの全曲感想。一応タイトルは伏せておきますね。

 

1曲目

 

前回の「エアリアルエイリアン」同様、変わった曲調枠とのことでしたが、これすげぇ好きです。かっこいい。かっこいいのが好きってのはポルノに限らずどのバンドでもです。

 

2曲目

 

これは、ユニゾンのファンであればあるほど好きな曲なんじゃないかな。多分だけど歌詞で言ってるのは、ユニゾンのやってる音楽のことだったり、このアルバムについてのことだったりだと思うんで、ファンが聴いて「ユニゾンのファンでいて良かった」って感じられる曲だと思います。

 

3曲目

 

タイトル通りの曲と言えばそうです。ラスサビから一気に華やかに開けていく展開が好みです。

 

4曲目

 

シングルその1。これがピンと来てないんですよね。AメロBメロとサビが違う曲のようで…。AメロBメロの雰囲気を残したサビだったら好きになってたと思うんだがな…。そんでサビのフレーズも絶対これ似たフレーズの曲あるよな?って思ってしまって。ユニゾンに似たような曲が多いのは今更な気もしますが。更に最後のサビがちょっとくどい。過剰だと思いました。

 

5曲目

 

タイトルがなんだこれ?となる曲です。変わったタイトルに反して曲は変化球というわけではない。タイトルの意味取ればその通りです。

現状はアルバム曲ではこれが1番好きですね。Aメロの斉藤さんの低めの落ち着いた声がいい。サビのオトナな感じの盛り上がりもいいです。アダルトという意味ではなくオシャレという意味です。

 

6曲目

 

シングルその2。正直そんなに印象に残ってません。歌詞も曲もらしさはあるから、ユニゾンを初めて聴く人に良さそう。珍しくアニメじゃなくドラマの主題歌だったしその辺は意識されてるのかどうなのか。

 

7曲目

 

ニゾン特有の敢えて外した感じのメロディーだなと思いました。中毒性がありますね。なんだかんだで好きだなと判定しました。

歌詞は分かりやすく風刺。「key違い」は発明っすね。これならいいのね。

テキーラ!」のダサさは狙ってやっていると思っていいんですよね?

 

8曲目

 

これまたユニゾン特有のメロディーだなと。これは苦手。この曲のAメロのような、ハねる感じのメロディーはあんまり好きじゃないんですよね。結構あるじゃないですか、ユニゾンのこういうの。ギターのフレーズとしては好きなんだけどなー。

途中の展開とかも外しにかかってて、これはどう受け止めたらいいのか戸惑ってしまった。

 

9曲目

 

シングルその3。1番好きです。8曲目からの流れが最高。

MV公開されたときにフルを初めて聴いたときは、2番サビからCメロ、ラスサビまでの展開が目まぐるしすぎて平衡感覚失いそうになりましたが、今回歌詞カード見ながら聴いたら流れがしっかり追えたので大丈夫でした。

リフもサビのメロディーも本当に好き。爽やかでいい。

2番Aメロラップにしなくていいじゃねーかと僕は思うけど、まあ許そう。これだけ爽やかでアニメタイアップついてる曲でもこういうことすんだもんな。すげぇよな。

 

10曲目

 

声質の問題なのか、ユニゾンのバラードはあんまり響かないことが多くて、これもそんな感じです。うーん、声質だと思います。

 

11曲目

 

シングルその4。これも軽快で爽やかで好き。

2番のサビの言葉のはめ方が好きです。1番サビとラスサビで同じ言葉がハマってる部分に、2番サビでは全然違う、区切れも違う言葉がはまってるってパターンの歌詞がユニゾンに限らず好きなんですよね。分かりますかね。

ただラスサビの「だからさ」は盛り上げる意図があるのは分かるんだけど、あんまりにも唐突な気がしてちょっと微妙。急すぎないかと。

 

12曲目

 

ラスト12曲目はリード曲。これはタイトルもMVも公開されてますがまあせっかくなので最後まで伏せます。タイトルは狙ったダサさなんでしょうか。

めちゃくちゃ華やかでポップ。イントロでQ&Aリサイタルを思い出しました。これも好きなので、僕はユニゾンの中ではポップよりが好きなのかもしれないです。

 

 

こんなところでしょうか。ボールルームの主題歌2曲が好きなので買ったってのも大きかったんですけど、アルバム曲にも好きなのが結構あったし勢いで買って良かったと思ってます。

 

こっからは田淵のカリスマ性すげえって話です。当たり前すぎることを書いているかもしれないが、改めて考えたので書いてみたのです。

ニゾンって決して王道じゃないしひねくれてると思うんですが、なんで今こんな人気になのかっていったら田淵のカリスマ性に依るところが大きいんだろうなと思いました。語弊がないように書いておきますが、曲が良いのは大前提ですよ。

田淵のブログでの文章とか、スタンスとかって、バンドマンとしてというか、ユニゾンが1番好きなバンドだっていう熱狂的なファンにとってパーフェクトだと思うんですよ。晴一ももうちょっとこんな態度とってもいいんだぜ?って思ったり思わなかったり。

ニゾンについて語る時「ロックバンドは」っていうじゃないですか。「君の好きなロックバンドは世間で流行るタイプじゃない、しかし絶対に楽しいしかっこいい音楽を届けるから安心してくれ」的なね。うろ覚えですが、こんなこと1番好きなバンドのメンバーが言ってたら完全に信頼して更に好きになりますよ。かっこいいもの。自分が選んだロックバンドは正しいって気持ちを深めるでしょう。だから、これは悪い意味じゃないし煽ってるってことでもないんだけど、ちょっと敢えてハズしてる曲とかも、「これがかっこいいんだよ」って態度を取って全くおかしくない。シュガーソングのヒットで、ユニゾンは何やってもいい的なポジションが確立されたのもこれを後押ししていると思う。

語り口も冷静だし、押しつけがましくない。笑顔の押し売りをしたりMCで号泣したりしないでしょう。ユニゾンを好きになる人の理想的なバンドマン像がまさに田淵なんじゃないかなぁ。

田淵ばっかり目立つけどヴォーカルの斉藤さんもクールなキリッとしたイケメンで鋭い声質だし、そりゃ人気出るわ。何故田淵が呼び捨てで斉藤さんはさん付けなのかと聞かれたらちょっと理由は分かりません。なんとなくそんな感じがするからです。

カメレオン・レンズ感想

ポルノの新曲「カメレオン・レンズ」がカフェイレで解禁されたのでその感想です。

まず一言目は「お洒落…!!かっこいい…!!!」です。初めて聴いたときの感想はこんなもんです。

 

「ホリデイラブ」のCMで大体の人が予想していた通り、Part time love affair系統のお洒落でアダルトな曲でした。カップリングでPart time~、アルバムでMICROWAVE、そして満を持してシングルでカメレオン・レンズって感じですかね!

「LiAR/真っ白~」リリース記念生配信の時やカフェイレでの話なんか聞いてると、晴一自身かなりPart time~に手応えを感じていそうでしたし、この系統をシングルでというのは、僕もですが、ファンが熱望していたけど、ポルノとしてもやりたかったことなのかなと。

 

イントロからAメロへの入り、Bメロのコーラスとの掛け合い(でいいのか?)、サビ前の「ノゥノゥノゥノゥ」みたいなあれ、と今までのシングルでは殆どなかった試みが沢山。あとは英詞が多めなのも珍しいですね。

そしてなんといっても、サビの最後のフレーズを繰り返さない! 聴いてて「このフレーズ繰り返して終わるかな?」って結構な人が思ったと思うんですが、そこを繰り返さないで1回で終わる! ツイッターでも書いたんですが、「(このまま)終わるのか…? 終わるのか…!? 終わった…!!」って感じです。

ライノセロスの時のインタビューで晴一が「今回のアルバムは普通だったら繰り返すところを繰り返さずスパッと終わってるものが多いです」って言ってて、特徴的なのはミステーロのラスサビだと思うんですが、この時は正直なところ「そうは言うけどこれもっかいサビあってもいいのにな~」と欲張った感想を持ったんですが、今回は全くそう思いませんでした。繰り返さない妙というか、繰り返さないで余韻を残して終わっていく感じがすんげーいいです。

 

歌詞は「カメレオン・レンズ」というタイトルと晴一のドラマに寄せたコメントの通りといったところでしょうか。「人は見たいものしか見ようとしない。」、人によって見えてるものは違う。結局人は分かり合えないのか、主人公の諦念が切ない。ただ、諦めつつも、「月蝕の夜 待ち続ける」とあるように、分かり合うことへの希望は捨てていない。月蝕だから分かり合えるとしても蝕み合うことによってとなるわけだけど。

「人は分かり合えない」が前提の歌詞のような気がするけれど、言い切ってるわけではありませんよね。どちらにも言い切らないのが晴一の歌詞だなと。

個々のフレーズだと2番サビの「不吉な声で烏が鳴いた あれは僕が君の空に放した 青い鳥なのかもしれないね」が好きです。

歌詞と曲の切ない雰囲気を壊さないけれどかっこいいギターソロもまたいいんですよ。 この曲の場合ギターソロがかっこよすぎるとそこだけ浮いちゃうと思うんですがそんなことはなく。大人っぽいソロです。

 

そして昭仁の歌と声の色気が凄い。バタフライエフェクトのインタビューで昭仁がよく「自分の声の手綱を握れるようになった」と言っていましたが、何目線だよって話ですけど、本当にどんどん昭仁の表現力が増していってるんですよね。「空が青すぎて」リリース時や「THE DICE ARE CAST」のライブの時も昭仁の表現力の進化は感じたんですけど、そこから更にずっと進化し続けている。

本人もよく言ってますが、「常に全力で青筋立てて歌うのではなく、いい意味で力を抜いて歌うことが出来るようになった」というのが大きい。カメレオン・レンズはアップテンポでハイトーン連発という典型的なポルノの曲ではないので、抜くところは抜く、ってのがより分かるようになっていると思います。Aメロなんかかなり抑えてて、語りかけている感じといっても通じるかもってくらいですしね。

あとはCメロラストの裏声にはゾックゾクしました。

 

正確ではないですが、昨日のカフェイレでは「タイアップがあるとアゲハ蝶やサウダージみたいなラテン系か、ハネウマライダーみたいなイメージの曲でっていう発注をされることが多いんだけど、今回はそういうポルノのパブリックイメージに沿うような曲をということではなかったので、ポルノとしてシングルでチャレンジングなことを出来るなと思った」と言ってました。

リバル以降「ポルノ・ルネサンス」ということで、リバルとLiARがラテン、THE DAYと真っ白~がロック、キング&クイーンがポップ、Montageはワンモア以降のデジロックな感じか、とパブリックイメージに沿う曲を出し続けてそれぞれのイメージの曲を更新していって、遂に(ようやく?)新たな面を出すと! Mステとかでやるのが楽しみでたまらない。カメレオン・レンズが新しくポルノのパブリックイメージに加わってくれればいいな。…これでまた実はダブルフェイスでこれは2曲目なんでMステではやりませんなんてことにならなきゃいいけど。

 

しかしキング&クイーンの次のシングルがこれってポルノの振り幅の広さは凄い。改めて思いましたけど。真逆も真逆ですよ。昭仁と晴一二人ともが歌詞も曲も書くってことの強みですよね。これ片方だけだったらポルノグラフィティじゃないですもん。

 

ちょっとカメレオン・レンズから話は逸れますけど、キング&クイーンとか、Ohhh!!! HANABIとかポップな曲もやるからこういう曲が映えるんですよね。最初は歌詞に面食らったけども、キング&クイーンはアルバム感想記事に書いた通りだし、HANABIもなんだかんだでライブで楽しい曲だし好きですよ。

ロッキンのインタビューでポルノはあくまでポップ側ってスタンスを取られたのにはムッとしましたし、ポルノはロックバンドですが、ポルノがポップじゃないなんてことはないじゃないですか。ポップポップしてる曲は、僕個人としてはポルノにそんなに求めてるタイプではないですが、真正面からどポップな曲やるのってなかなか出来ることじゃないと思うのでかっこいいと思いますよ。他のロックバンドは逸らすでしょ絶対。ポップって何回言ってんだ。

 

カメレオン・レンズにはヒットしてほしいのでホリデイラブには頑張ってもらいたいですが、なんか今回もダメそうな予感がするんですよね…。ドラマの内容が面白いかどうか以前に世間はまた不倫ドラマかよもういいよってなってるタイミングな気がすんだよなー。

 

「最新作が最高傑作!」の通りなこの曲をCDやライブで聴くのが本当に楽しみです。なんなら気が早すぎるけどこの曲が入る筈の次のオリジナルアルバムまで楽しみです。