日記

ポルノグラフィティとジャンプとアドベンチャーゲームとお笑いで生きています。ツイッターに書きづらいことを書く予定です。

ロッキン備忘録その2

ロッキン備忘録その2、ポルノ。

 

ポルノグラフィティ

エレカシが終わると、エレカシ目当ての客とポルノ目当ての客の激しい入れ替えが起こる。ポルノ目当ての人が多い! スキマの時の感じで前の方取れたらいいよねなんて見立ては甘かった。

・結局かなり前の方に行くことは出来たが、始まる前から満員電車ばりのすし詰め。しかもポルノの時間帯に急に風がなくなったのでそれはもう暑い。とてもきつかった。後ろの女性2人組はしきりに「新鮮な空気が欲しい!」と叫んでいた。

・サポメンが登場してリハでアポロを2番の途中まで演奏。自然と大合唱が起きていた。

・リハが終わるとOPSE&映像が流れる。SEは例によって高揚感を煽りまくるかっこいいもので、「CLAP!CLAP!」と手拍子を促す部分が多かったのも印象的。映像はアメコミ風で、各コマに歴代のアー写が入っていた。

・SEが終わり昭仁が「ロックインジャパン!」と叫ぶと間髪入れず「メリッサ」でライブがスタート。頭サビのラストは当然のように超ロングトーン

・メリッサが終わるとまぁ正確には覚えてないが「盛り上がってますか!」、「ロッキン行けますか!」等々昭仁が煽り、それに晴一がいわゆる「男前ギター」を被せる。この時点でファンは「2曲目にハネウマやんの!?」とびっくりしつつタオルを構える。

・「お手持ちのタオルを回してくれ!」と「ハネウマライダー」へ。会場中がタオルを掲げる景色は壮観。モニターで引きの景色が見れたが、想像以上にポルノタオル率が高かった。

・タオル回しとジャンプ以外特に昭仁は煽っていないが、自然と大合唱が起きていた。ワンマンでのカラオケ野郎はぶっ飛ばしたくなるものの、郷に入ればということで、僕もサビは歌ってしまった。フェスならではの楽しみ方としてありかなと思った。実際あの会場であの人数で、という状況だと気持ちがいい…。まぁ合唱が起きてようが昭仁の声量がべらぼうに大きいのであまり気にならないというのも大きい。

・逆側にいたのでよく聞こえなかったが間奏中に「新藤!見とるかこの景色!」と晴一によくわからない絡み方をしていたらしい。

・暑い中メリッサとハネウマの連打でジャンプに手拍子にタオル回しに合唱になんてことをしてたらまじで頭が痛くなってきて身の危険を感じる。一番の楽しみのポルノで熱中症でぶっ倒れるなんてことはあってはならないのでこれ以降ちょっと抑え気味にしないとな…とちょっと冷静になった。水分補給大事。

・「次は皆さんも一度は聴いたことがあるんじゃないかなーという曲をやってみたいと思います」と昭仁。ちょっとマイナー気味の曲やるのかな?なんだろうな?なんて思っていたら「サウダージ」を歌い始めてずっこける。まぁ流石にこれは謙虚さというよりは軽い冗談だと思う。

・頭サビがスローテンポなアレンジ。スーパースリッパのサウダージがこんな感じのアレンジだったかな? 歌声は絶好調で、アウトロのフェイクもかなり綺麗に出ていたように思う。

・続いて「カメレオン・レンズ」が。イントロでファンのどよめきが起こる。「真夏の青空と正反対なこの曲をここでやるのか!?」と。ノレるリズムではあるため、サビで他のアップテンポな曲同様指振りをしている他ファンがそれなりにいた。前回の「渦」では昭仁は珍しくトランス状態に入ったような動きをしていたが、今回は一点を見つめて真剣な表情で歌っていたような。

・カメレオンが終わると晴一がギターをフライングVに持ち替える。この時点で結構なファンが感づいていたようだが、「Zombies are standing out」のイントロが流れると、ファンの絶叫が起こる。

・多くのファンがロッキンでゴリゴリロックなゾンビをかましてほしいと思っていたと思うが、おそらくポルノの2人もこの曲にかなり気合を入れていたのではないか。気合が入りすぎていたせいか、珍しく昭仁が頭サビの入りを間違えるなんてことも。歌詞もちょこちょこ間違えていたが、とにかくこの曲での歌声は力強かった。Cメロの「revive」のあとの「Oh」もツアーではやらなかったロングトーン。ちなみに映像はUNFADEDの時と同じものだった。

・非ファンのゾンビの感想を見たいと思ってツイッターで「ポルノ ゾンビ」とか検索してもひたすらファンが褒めてるだけなのがちっとばかし残念なかんじ。オールスター後夜祭面白かったなー、感想でも見てみるかーと検索したとき乃木坂ファンがひたすらかずみん良かったとか、お笑いファンにもかずみん好評だったみたいで嬉しいって、ファンだけが言ってるのを見たときをちょっと思い出してしまったぞ!

・ゾンビが終わるとMC。「ワシらは2年前に初めてロッキンに出させてもらって。ワシらなんか場違いなんじゃないか、『ロックフェス』に出てもいいのか、と思っていたんだけど、全身にタトゥーが入った若手のバンドマンが『昔聴いてました』とか『コピバンしてました』と言ってくれて。20年やってきて、日本の音楽シーンのページに、隅っこかもしれないけど、足跡を残して進んでこれたのかなと自信が持てました。」と、このところ昭仁が随所で話しているエピソードを改めてロッキンの場で。謙虚すぎるよポルノは。

・「そんな感謝の思いを今日はライブに代えさせてもらいます!ワシらは今日を特別な一日にするぞ!『THE DAY』!」と「THE DAY」へ。一昨年やったし今回はやらんだろうなと思っていたのでまじで嬉しかった。一番テンション上がったのここかも。

・始まった時点で期待していた通り、今回もBEの時の晴一のギターと昭仁のシャウトの掛け合いがある超絶かっこいいアレンジ。あの時よりも掛け合い部分がちょっと長くて、アレンジが進化していた。

・「まだワシらはあんたたちに課しますよ!」、「歌ってくれますか!」と煽ってから「アゲハ蝶」へ。ロッキンでの「ラララ」の合唱は実際にその場の一員となってやると、語彙力のなさを呪うけれど、本当にポルノが生み出す一体感ってすごいなぁと。一昨年の映像で見ても凄いとは感じたものだけど。あんまりにも凄かったからか楽しかったからか、昭仁もラスサビに入るタイミングを間違えていた。

・「ロッキンいけますか!」、「ここまで色々やってもらったけど、まだやってもらいます!」、「次の曲はサビで恥ずかしい踊りがあります!できることならワシもやりとうないんじゃけど!夏がとっても似合う曲なので!分からない人も、タテタテヨコヨコってやるだけじゃけぇ!やってくれますかロッキンジャパン!ラスト1曲『ミュージック・アワー』!」とポップド真ん中のMアワをラストに披露。6万人の、ファン以外も巻き込んでの変な踊りはこれまた凄いというほかない。ロッキンでMアワで変な踊りでこれだけ盛り上がったら勝ちですよね、まじで。

 

○ポルノの総括

・一昨年のセトリと今年のセトリ

個人的には、一昨年やらなかったサウダージ、Mアワ、ネオメロ、2012Spark、ヒトリノ夜などを中心に、しっかりゾンビなど新しめの曲もやるというのを予想していたが、実際一昨年やらなかった曲で今年やったのはサウダージ、Mアワ、カメレオンの3曲で、残りの5曲は一昨年と一緒と、大きく変えることはなかった。ファンの期待として、やっぱりちょっと珍しめの曲も聴けたらなーなんてのはあるものの、実際に夏フェスに参加してみて、目当てじゃないバンドでも楽しめる度合いが高いのってやっぱりヒット曲だなぁと実感したので、今回のセトリは凄く良かったと思う。今のフェスの場でポルノが求められていることを全力でやって、その中でしっかり新しめの曲もやってという。

ヒット曲の連発には、とにかく会場を一体にして盛り上げようという気概を感じた。まとめてみるとわかった通り、今回サウダージからゾンビまで以外は全部1曲1曲の間で何かしら昭仁が煽るという丁寧っぷり。手拍子にジャンプにラララに変な踊りにと、やることが決まってることに窮屈さを覚える元来の(?)ロックファンもいるかもしれないが、多彩な盛り上がり方を丁寧に昭仁が説明することで初めての人も出来るように、という配慮だったのだろう。流石だと思う。

 

・アポロとVS

今回ファンが気になっていたと思われるこの2曲をどうするのか問題。アポロは一昨年ラスト1曲でやったけど、同じことするとも思えないしどうすんのかなと思ってたらリハでやってしまうという。アポロをやらなくても全く問題なくセトリが組めるポルノの層の厚さは凄い。言われつくされていることだけど。万人が知ってるヒット曲何曲持ってるんだポルノは。

VSについては特に何も触れずにやらなかった。サビの「こんなにも晴れ渡ってる」がロッキンの青空の下で聴けたらめちゃくちゃ気持ちいいだろうなぁなんて思っていたのだけど、ドームでの初披露を選んでくれたということだろう。

 

・THE DAY

ポルノ本人が、ポルノの新しい代表曲として、初期の大ヒット曲たちと並べても遜色がなく会場を盛り上げられる曲として、この曲を認識しているのだろうということがとても嬉しい。ヒロアカ効果で10代の認知度が高いうえ、BEでのシャウトのアレンジを手に入れたこの曲はもはや最強では!! THE DAY大好きなので、もうほんっと嬉しい。

 

ミュージック・アワー

一昨年の夏フェス3連続出演の時はラブシャのみの披露だったミュージック・アワー。その時昭仁は「まぁ『解禁』じゃないけど、ポップなこの曲をロックフェスでやるっていう…」というようなことをどこかで言っていた覚えがある。そもそもロックフェスに出るのが場違いではないのかと思っていたうえ、ポップもポップなこの曲をやるのはどうなのかと思っていたのではないかなと。

それを今回ロッキンで披露。一昨年のポルノの感想で「ミュージックアワーやってくれなくて残念」なんてのもかなり見かけたので、今回やっても全然おかしくないとは思っていたのだけれど、曲フリの段階で「おぉ、まじでMアワやるんだ」と驚いた。

今の、なんてロッキン初参戦のくせして分かったようなことを言うのもアレだし、一昨年出演した後のインタビューで晴一自身実感してたようだけど、ロッキンの客層って、別にロッキン的なロックに拘る人たちじゃあ全くないんだよな。

なんだか何が言いたいんだかよくわからなくなったけれども、堂々とラスト1曲でミュージック・アワーで盛り上げて終わるの最高だったぜ、ということで…。