日記

ポルノグラフィティとジャンプとアドベンチャーゲームとお笑いで生きています。ツイッターに書きづらいことを書く予定です。

カフェイレ書き起こし

2021年2月8日、ついさっきのカフェイレにて、久々にポルノのレコーディングをしたとの話があったので書き起こしました。ようやく活動の話が聴けてすげぇ嬉しい。

以下書き起こし。

 

今日このラジオの前に、えー、レコーディング、久しぶりにレコーディングしたなぁ。
なんか、この間の配信ライブも1年なんぼぶりに「久しぶりのライブでした」みたいなだったし、今回のレコーディングも凄い久しぶりだったなぁ。まぁあの、結局20年ぐらいねぇ、ずっとの環境だからレコーディングスタジオに入るっていうのは。そういう意味ではまぁもちろん懐かしいとかそういうんじゃなくて、「あぁいつものところだな」って感じではあるんだけど。考えたらギターをレコーディングしたのも「あれこれ1年半前じゃないかな」とか、「昭仁の歌録りってこれいつ以来よ」みたいな。まぁこういう、その、意味としては徐々にまぁ、あー、2020年、まコロナも含めてあって、まぁ徐々にこう、日常とは言えんけど、通常運転に戻ってきたなって感はあるんだけど、まぁすげー久しぶりだったなぁ。やっぱり、あの、消毒だ検温だは当然あるし、みんなマスクつけてるっていうのは、まぁ、その、前回のはるか1年前のレコーディングではなかったことだけど、まぁそれが違うくらいで、まぁやっぱり、「あ、日常だ。これ日常だな」って思うような感じだったなぁ。不思議なもんだね、やっぱ人ってこう慣れ親しんだとこって、安心するっていうほどスタジオってくつろげるとこじゃないけど、緊張したりこう物事を考えたりするけぇ、だけどまぁ「あぁいつのもの場所だな」って感じだし、まぁこの曲もその内、あぁこのレコーディングしたものも、もちろんみなさんに聴いて頂けるんだと思うんですけれども、まぁ、あんまり詳細は当然言えないんですけども、今までになかったような……(笑)すげぇあやふやな、ふふ(笑)、特徴しか言ってないけど、まぁ内容になっているんじゃないかなと思いますけれども!

 

書き起こし終わり。

十三機兵防衛圏が面白かった

十三機兵防衛圏(PS4)が面白かった。よくもまぁこんなストーリーを完成させたものだ…と、作り手の意地や執念を感じた。

評判が良かったので2月くらいには買っていたのだが、他のゲームをやるのに忙しく、実際プレイしたのは3月下旬から4月中旬ごろ。発売日に買ってすぐにやっておくべきだったと後悔した。

 

評判に違わぬ傑作なので、そもそもアドベンチャーゲームが好きな人、特に428が好きな人は絶対にハマるし、SF、ロボット、ジュブナイル、群像劇あたりのワードにピンとくる人もネタバレを踏んでしまう前にやってほしい。SF特化でキャラクターはどうでもいいって人は向いてないかもしれないが。

相当数いるであろう、アドベンチャーは好きなんだけどタワーディフェンスなんて出来る気がしなくて尻込みしているという人は四の五の言わずに買ってしまうべき。僕もタワーディフェンスは全くの守備範囲外なので正直遊ぶまでかなり不安だったが、チュートリアルが丁寧だし、複雑な操作を求められることもなかったので、全く問題なく楽しむことが出来た。超大型ミサイルのド派手さと爽快さは是非味わってほしい。

 

 

クリア後、各所で考察を読み耽ったり感想をを巡ったりしていたのだが、たまーに、要約すると「ゲーム性がない」から面白くなかったとわりとぼろくそに評しているものもあったりした。

合う合わないはあるのだが、その感想が出るって、よっぽど話に興味を持てなかった人か、このゲームに求めているものが違った人じゃねぇかなと思う。

追想編はたしかにゲーム性は乏しい。一本道だし、フラグ管理がパズルのようになっている部分もあるが数は多くないし、まぁ簡単に言ってしまえば話を聞いていくだけである。(誤解を生むといけないので補足すると、話を聞くだけ=ムービーゲーということではない。能動的に主人公を動かすことで話が進んでいくので、決して受動的な作りにはなっていない)

しかしそれが退屈かと言われたら全くそうは感じなかった。そもそも十三機兵の魅力は話の面白さである。序盤から中盤にかけては情報の嵐でひたすら謎が謎を呼びまくり何がどうなっているのか全く分からないまま話を進める必要があるが、この時、プレイヤーの多くは話の全体像や各キャラクターの関係性を自分なりに考察するはず。だから続きや真相が気になって追想編を進める手が止められなくなるのである。ゲームプレイとして斬新な面がないからといって面白くないって言い切ってしまう人は、このストーリーに対して何も頭を働かせなかったのかなぁ?と疑問に感じてしまう。

これが最初からアクセル全開で人気を獲得しなければならないジャンプの新連載であれば、序盤でクエスチョンマークしか浮かばないような展開を続けていたら打ち切りまっしぐらなわけだが、ゲームは基本的に最後まで遊ばれる前提で作られているんだから、話が掴めなくて面白くないんだけど…?なんて感じたとしてもすぐには見切りをつけずに、多少は我慢してプレイしてほしい。プレイヤーを信頼しているからこそこんな強気な話の見せ方が出来ているのだと思うし。

…と、ストーリーの魅力について語ってきたのだけれど、冒頭にも書いたが、SF特化の人には向かないかもしれない。というのも、ストーリーのSF的なギミックはSFに詳しければ詳しいほど驚きが少なくなってしまうからである。既視感を感じたり予想が当たっちゃったりもするだろう。流石に初見で前情報なしで全て分かっちゃうなんて人はいないと思うが。僕はなんとなく予想が当たったところもあれば、全くの予想外で驚いたところもあった。いやまぁ大半の人がそうなるのではないかと思うが。

ただ、十三機兵の肝はギミックそのものではなくて、それらのギミックの情報の開示の仕方やタイミング、そういった世界の中で各キャラクターがどのような心情で、どういう行動原理で動いているのかというところにある。追想編をプレイしていて主人公たちに愛着が湧かないなんてことはないはず。焼きそばパンを食べたくなっているはずである。ギミックが分かってしまったらつまらないなんてことはないと声を大にして言っておきたい。

 

また、追想編は追想という名の通り、いかにして崩壊編(タワーディフェンスパート)に至ったかが語られるパートなので、マルチエンドにはなりようがない。結末が決まっているんだから。それが大前提であるんだから、「一本道だから」面白くないって言われると、じゃあどうしたらよかったんだろう…と思う。

 

追想編が凄いのは、アドベンチャーパートながら、アドベンチャーゲームらしさを出来るだけ取り除いているところ。画面真ん中にキャラの立ち絵が出てくることもなければ、テキストウィンドウもない。よって地の文もない。

進行中に画面に表示される文字は基本的には各キャラクターのセリフのみ。セリフが発言したキャラの頭上に表示されるのだが、この時一度に表示される文章量がかなり少ない。このおかげで、フルボイスのゲームにありがちな「声は聴きたいけどもう読み終えてしまったので早くメッセージを送りたい。」、「喋るのが遅くてイライラする」ということにならない。このテンポの良さは凄い。この問題の最適解はこれかもしれない…。

個人的には立ち絵とテキストウィンドウのザ・アドベンチャーゲームも大好きなのでそれで構わないのだけれど、テキストウィンドウがあるだけで敬遠する層ってのは想像以上にいるらしい。「ゲームでなんで文字を読まなきゃいけねーんだ」という感じなのかしら。

十三機兵は見た目のアドベンチャーっぽさをなくすことで、本来であればアドベンチャーをやらない層にも届いているように感じる。アドベンチャーの新規IPで10万本以上売れてるってのは凄い。これからも口コミでどんどん売れていってほしい。

 

 

…なんだか面白くなかったという感想に対してそれはおかしいと噛みつく、否定意見を許さない過激派みたいな記事になっているかもしれないのだけれど、結局のところ合う合わないなので、未プレイの人がこの記事を読んでいるかどうかはさておき、興味があるけど迷っているという人は、是非とも体験版をやって判断してほしい。それで大体自分に合いそうかどうかは分かるはず。

ロッキン備忘録その3

その3です。相変わらず演奏面に全然触れてないっすね。ライブレポというよりロッキン体験記ですからね。

 

スピッツ

スピッツはセトリ非公開とのこと。他の夏フェス等ライブイベントに参加予定でロッキン行ってない人がもしいたら注意してください。

 

・ポルノが終わり、またもファンの入れ替えが起こる。スピッツファンが意外と激しい。ポルノで疲労困憊とはいえスピッツもちゃんと見たかったのでまぁまぁ前の方でゆったりと。大ファンとは言えないもののスピッツも小学生のころからずっと好きなので初めて生で見れるのを楽しみにしていた。

・SEが流れた後に登場。ポルノが盛り上げた後とか関係なくマイペースに1曲目を披露。「海とピンク」という1stアルバムに入っている曲らしい。スピッツはフェスでもマイナーな曲ばんばんやるっていう話は聞いていたので想定通り。

・2曲目は「運命の人」。最初はマサムネ一人で弾いていたような。

・「暑いけど大丈夫ですか?いや、大丈夫ですかって聞かれても本当に大丈夫じゃない人は答えられないかもしれませんが…」と、イメージ通りな(?)MC。

・3曲目、4曲目は「メモリーズ・カスタム」と「コメット」。知ってる人と知らない人でかなり反応に差があったような気がする。前者に関しては「スピッツってこういう(激しめな?)曲あるんだ」と驚いている声がちらほら聞こえたような気がする。

・続いて5曲目は「空も飛べるはず」。この日沢山のヒット曲を聴いたけれども、この曲のイントロでの歓声というかどよめきはレベルが違った(ポルノは客観的にどうだったか分からんので除外するとして)。小学校の卒業式で歌った思い出もあったりするのでやはり嬉しい。

・曲フリもなにもなしで弾き始めた6曲目はまさかの「前前前世」。スピッツは夏フェスでカバー曲をやるってのも知ってたので何か今回もやるかなーとは思ってたもののこのチョイスは予想外。イントロでの客の困惑と歌いだしてからの盛り上がりが面白かった。このカバーにはベテランの余裕と遊び心を感じた。社会現象レベルの大ヒット曲を臆面もなくっていうのはアレだけど、飄々とやっちゃえるなんてスピッツくらいでは。マサムネが歌うとスピッツの曲になりますね。

・MC。「今度のアルバムに入る新曲を聴いてもらいました。…嘘です(笑)」、「夏フェスでは毎回カバーをやることにしてまして、去年はサカナクションの『新宝島』をやったんですけど、それが好評を頂きまして。『前前前世』、大変だったよね」と三輪さんに話を振ると「いや~大変だったよ!!テンポが速い!!」とハイテンションで話し始めたのでびっくり。それを受けて「『君も知らぬ君とジャレてくぁwせdr、あーもう!』ってなったね。口を早く動かすから老化防止の脳トレになったかもしれない(笑)」とマサムネ。

・「『前前前世』終わってもう全部終わった気になったけど、まだやります。スピッツもこの夏のメモリーの一ページに加えてもらえたら嬉しいです。続いては比較的新しめの曲を」と、「優しいあの子」へ。

・続く「トンガリ'95」から「8823」。スピッツでは「8823」が一番嬉しかった。もちろん発売当時から知っていたわけではないが、スピッツの昔のアルバムを漁って聴いていた時期に「スピッツにこんなロックでかっこいい曲があったのか!」と驚いて好きになった曲なので思い入れがそれなりに深い。「君を不幸にできるのは宇宙でただ一人だけ」。

・続いて「涙がキラリ☆」。やはりこの曲も歓声が大きい。曲が終わると「ありがとうございました。スピッツでした。」と最後までマイペースにはけていった。ラスト一曲ですとか言わずに始めていたので、「えっ、もう終わり!?」って感じのリアクションが大きかった。

 

・生のスピッツは、マサムネはイメージ通りだったが、ベースの田村さんが激しく動き回りながら弾いていたのと、ドラムの﨑山さんが終始楽しそうに笑顔で叩いていたのが印象的だった。

・風と日陰が出てきてちょっと涼しい中で、というシチュエーションはスピッツにぴったりだったと思う。

 

○移動~Creepy Nuts~帰宅

スピッツが終わると大量に人がはける。次のDragon Ashはどう考えてもエレカシポルノスピッツとはファン層が違うしまぁそりゃそうだ。大体の人はフジファブリックに移動したのでは。

・クロークの荷物を回収して、サウンドオブフォレストへ。ここで初めてグラス以外のステージ。陽も沈んだ後の森の中なので当然涼しい。

クリーピーは友達に連れられて。ヒップホップは普段全く聴かないジャンルなので拒否感があったらどうしようと心配していたものの、「夜ふかしの歌」とか「合法的トビカタノススメ」なんかは普通に好きな感じ。逆に「生業」とかはよくわかんなかった。

・R-指定のMCが熱くて真面目でびっくり。ロックフェスにヒップホップの僕らがトリでステージをやることの意味とか、バラエティ露出とかラジオをやってるとヒップホップ界隈からやっかみを受けることもあるけど、俺がラップが一番上手ければ関係ないんだ、みたいな。ゴッドタンの感じはほとんど出てなかった。

・満員のフォレストが縦ノリで盛り上がる様を見て、さっきまでのグラスステージとは全く別のフェスなんじゃねぇかこれと思った。まじで。別種の盛り上がりを客観的に見るとこんな感じなのねと。悪い意味じゃなくね。たぶんクリーピーファンが変な踊り見たらこう思うんだろうなと。

・DJプレイは文句なくかっこよかった。趣味でDJをやっている従兄弟がいるのでこういうのには馴染みがある。

 

・総じて、「あれ、意外と聴けちゃったぞ?」という印象。みんな一昔前は日本語ラップなんてださいっつって馬鹿にしてたのに急にフリースタイルダンジョンとか見始めてディスり合いなんかしちゃっていつのまにか日本語ラップダサいっていうスタンスの方がだせぇからなみたいな風潮が出来上がってでもんなこと言われても俺は日本語ラップ全然好みじゃねぇんだよしょうがないだろおいおいって思ってたらベボベのこいちゃんも新譜でゴリゴリのラップ入れちゃってっていう世の中の変化に全然ついていけてなかったんですけど、「あれ、意外と聴けちゃったぞ?」です、本当に。まぁなに、結局僕の中での基準は「かっこいいかかっこよくないか」です。The Cutのライムスターはかっこいいから聴けるけど、クチビル・ディテクティブの呂布はファンには申し訳ないがぜんっぜんかっこよくないので聴けない。そんな感じ。クリーピーは聴けちゃったので気に入った何曲かは音源買ってもいいかもしれない。

 

クリーピーのアンコールが終わり、レイクステージのTKの歌声を聴きながら会場を出る。ステージごとの終了時間がずらしてあるのと、帰りのバスが途切れなくどんどん来てくれるおかげで帰りもスムーズ。バス列に並んでいる途中にレイクかグラスの花火も見れた。

 

○まとめ

・普段昭仁歌上手いなぁとばかり言っているけど、グラスやるレベルのバンドとなると流石にどこも歌が上手い。歌や演奏力、盛り上げ方が上手いのは前提で、バンドごとのカラーの違いを楽しめた。贅沢。東京ドームの前哨戦なんて気構えで行くには豪華すぎた。

・一回体験したことで夏フェスへの偏見も消え、楽しみ方も分かったので、機会があればまた参加するのもやぶさかではないなと思った。ただ、初めてのフェスでこんな理想的なタイムテーブルで目当てのバンドを全部見れてしまったので、次回以降参加のハードルはめちゃくちゃ高くなってしまった。とはいえ、この夏フェスの感じであれば、そこで初めて見る人たちでも楽しめるかもしれないとも。

ロッキン備忘録その2

ロッキン備忘録その2、ポルノ。

 

ポルノグラフィティ

エレカシが終わると、エレカシ目当ての客とポルノ目当ての客の激しい入れ替えが起こる。ポルノ目当ての人が多い! スキマの時の感じで前の方取れたらいいよねなんて見立ては甘かった。

・結局かなり前の方に行くことは出来たが、始まる前から満員電車ばりのすし詰め。しかもポルノの時間帯に急に風がなくなったのでそれはもう暑い。とてもきつかった。後ろの女性2人組はしきりに「新鮮な空気が欲しい!」と叫んでいた。

・サポメンが登場してリハでアポロを2番の途中まで演奏。自然と大合唱が起きていた。

・リハが終わるとOPSE&映像が流れる。SEは例によって高揚感を煽りまくるかっこいいもので、「CLAP!CLAP!」と手拍子を促す部分が多かったのも印象的。映像はアメコミ風で、各コマに歴代のアー写が入っていた。

・SEが終わり昭仁が「ロックインジャパン!」と叫ぶと間髪入れず「メリッサ」でライブがスタート。頭サビのラストは当然のように超ロングトーン

・メリッサが終わるとまぁ正確には覚えてないが「盛り上がってますか!」、「ロッキン行けますか!」等々昭仁が煽り、それに晴一がいわゆる「男前ギター」を被せる。この時点でファンは「2曲目にハネウマやんの!?」とびっくりしつつタオルを構える。

・「お手持ちのタオルを回してくれ!」と「ハネウマライダー」へ。会場中がタオルを掲げる景色は壮観。モニターで引きの景色が見れたが、想像以上にポルノタオル率が高かった。

・タオル回しとジャンプ以外特に昭仁は煽っていないが、自然と大合唱が起きていた。ワンマンでのカラオケ野郎はぶっ飛ばしたくなるものの、郷に入ればということで、僕もサビは歌ってしまった。フェスならではの楽しみ方としてありかなと思った。実際あの会場であの人数で、という状況だと気持ちがいい…。まぁ合唱が起きてようが昭仁の声量がべらぼうに大きいのであまり気にならないというのも大きい。

・逆側にいたのでよく聞こえなかったが間奏中に「新藤!見とるかこの景色!」と晴一によくわからない絡み方をしていたらしい。

・暑い中メリッサとハネウマの連打でジャンプに手拍子にタオル回しに合唱になんてことをしてたらまじで頭が痛くなってきて身の危険を感じる。一番の楽しみのポルノで熱中症でぶっ倒れるなんてことはあってはならないのでこれ以降ちょっと抑え気味にしないとな…とちょっと冷静になった。水分補給大事。

・「次は皆さんも一度は聴いたことがあるんじゃないかなーという曲をやってみたいと思います」と昭仁。ちょっとマイナー気味の曲やるのかな?なんだろうな?なんて思っていたら「サウダージ」を歌い始めてずっこける。まぁ流石にこれは謙虚さというよりは軽い冗談だと思う。

・頭サビがスローテンポなアレンジ。スーパースリッパのサウダージがこんな感じのアレンジだったかな? 歌声は絶好調で、アウトロのフェイクもかなり綺麗に出ていたように思う。

・続いて「カメレオン・レンズ」が。イントロでファンのどよめきが起こる。「真夏の青空と正反対なこの曲をここでやるのか!?」と。ノレるリズムではあるため、サビで他のアップテンポな曲同様指振りをしている他ファンがそれなりにいた。前回の「渦」では昭仁は珍しくトランス状態に入ったような動きをしていたが、今回は一点を見つめて真剣な表情で歌っていたような。

・カメレオンが終わると晴一がギターをフライングVに持ち替える。この時点で結構なファンが感づいていたようだが、「Zombies are standing out」のイントロが流れると、ファンの絶叫が起こる。

・多くのファンがロッキンでゴリゴリロックなゾンビをかましてほしいと思っていたと思うが、おそらくポルノの2人もこの曲にかなり気合を入れていたのではないか。気合が入りすぎていたせいか、珍しく昭仁が頭サビの入りを間違えるなんてことも。歌詞もちょこちょこ間違えていたが、とにかくこの曲での歌声は力強かった。Cメロの「revive」のあとの「Oh」もツアーではやらなかったロングトーン。ちなみに映像はUNFADEDの時と同じものだった。

・非ファンのゾンビの感想を見たいと思ってツイッターで「ポルノ ゾンビ」とか検索してもひたすらファンが褒めてるだけなのがちっとばかし残念なかんじ。オールスター後夜祭面白かったなー、感想でも見てみるかーと検索したとき乃木坂ファンがひたすらかずみん良かったとか、お笑いファンにもかずみん好評だったみたいで嬉しいって、ファンだけが言ってるのを見たときをちょっと思い出してしまったぞ!

・ゾンビが終わるとMC。「ワシらは2年前に初めてロッキンに出させてもらって。ワシらなんか場違いなんじゃないか、『ロックフェス』に出てもいいのか、と思っていたんだけど、全身にタトゥーが入った若手のバンドマンが『昔聴いてました』とか『コピバンしてました』と言ってくれて。20年やってきて、日本の音楽シーンのページに、隅っこかもしれないけど、足跡を残して進んでこれたのかなと自信が持てました。」と、このところ昭仁が随所で話しているエピソードを改めてロッキンの場で。謙虚すぎるよポルノは。

・「そんな感謝の思いを今日はライブに代えさせてもらいます!ワシらは今日を特別な一日にするぞ!『THE DAY』!」と「THE DAY」へ。一昨年やったし今回はやらんだろうなと思っていたのでまじで嬉しかった。一番テンション上がったのここかも。

・始まった時点で期待していた通り、今回もBEの時の晴一のギターと昭仁のシャウトの掛け合いがある超絶かっこいいアレンジ。あの時よりも掛け合い部分がちょっと長くて、アレンジが進化していた。

・「まだワシらはあんたたちに課しますよ!」、「歌ってくれますか!」と煽ってから「アゲハ蝶」へ。ロッキンでの「ラララ」の合唱は実際にその場の一員となってやると、語彙力のなさを呪うけれど、本当にポルノが生み出す一体感ってすごいなぁと。一昨年の映像で見ても凄いとは感じたものだけど。あんまりにも凄かったからか楽しかったからか、昭仁もラスサビに入るタイミングを間違えていた。

・「ロッキンいけますか!」、「ここまで色々やってもらったけど、まだやってもらいます!」、「次の曲はサビで恥ずかしい踊りがあります!できることならワシもやりとうないんじゃけど!夏がとっても似合う曲なので!分からない人も、タテタテヨコヨコってやるだけじゃけぇ!やってくれますかロッキンジャパン!ラスト1曲『ミュージック・アワー』!」とポップド真ん中のMアワをラストに披露。6万人の、ファン以外も巻き込んでの変な踊りはこれまた凄いというほかない。ロッキンでMアワで変な踊りでこれだけ盛り上がったら勝ちですよね、まじで。

 

○ポルノの総括

・一昨年のセトリと今年のセトリ

個人的には、一昨年やらなかったサウダージ、Mアワ、ネオメロ、2012Spark、ヒトリノ夜などを中心に、しっかりゾンビなど新しめの曲もやるというのを予想していたが、実際一昨年やらなかった曲で今年やったのはサウダージ、Mアワ、カメレオンの3曲で、残りの5曲は一昨年と一緒と、大きく変えることはなかった。ファンの期待として、やっぱりちょっと珍しめの曲も聴けたらなーなんてのはあるものの、実際に夏フェスに参加してみて、目当てじゃないバンドでも楽しめる度合いが高いのってやっぱりヒット曲だなぁと実感したので、今回のセトリは凄く良かったと思う。今のフェスの場でポルノが求められていることを全力でやって、その中でしっかり新しめの曲もやってという。

ヒット曲の連発には、とにかく会場を一体にして盛り上げようという気概を感じた。まとめてみるとわかった通り、今回サウダージからゾンビまで以外は全部1曲1曲の間で何かしら昭仁が煽るという丁寧っぷり。手拍子にジャンプにラララに変な踊りにと、やることが決まってることに窮屈さを覚える元来の(?)ロックファンもいるかもしれないが、多彩な盛り上がり方を丁寧に昭仁が説明することで初めての人も出来るように、という配慮だったのだろう。流石だと思う。

 

・アポロとVS

今回ファンが気になっていたと思われるこの2曲をどうするのか問題。アポロは一昨年ラスト1曲でやったけど、同じことするとも思えないしどうすんのかなと思ってたらリハでやってしまうという。アポロをやらなくても全く問題なくセトリが組めるポルノの層の厚さは凄い。言われつくされていることだけど。万人が知ってるヒット曲何曲持ってるんだポルノは。

VSについては特に何も触れずにやらなかった。サビの「こんなにも晴れ渡ってる」がロッキンの青空の下で聴けたらめちゃくちゃ気持ちいいだろうなぁなんて思っていたのだけど、ドームでの初披露を選んでくれたということだろう。

 

・THE DAY

ポルノ本人が、ポルノの新しい代表曲として、初期の大ヒット曲たちと並べても遜色がなく会場を盛り上げられる曲として、この曲を認識しているのだろうということがとても嬉しい。ヒロアカ効果で10代の認知度が高いうえ、BEでのシャウトのアレンジを手に入れたこの曲はもはや最強では!! THE DAY大好きなので、もうほんっと嬉しい。

 

ミュージック・アワー

一昨年の夏フェス3連続出演の時はラブシャのみの披露だったミュージック・アワー。その時昭仁は「まぁ『解禁』じゃないけど、ポップなこの曲をロックフェスでやるっていう…」というようなことをどこかで言っていた覚えがある。そもそもロックフェスに出るのが場違いではないのかと思っていたうえ、ポップもポップなこの曲をやるのはどうなのかと思っていたのではないかなと。

それを今回ロッキンで披露。一昨年のポルノの感想で「ミュージックアワーやってくれなくて残念」なんてのもかなり見かけたので、今回やっても全然おかしくないとは思っていたのだけれど、曲フリの段階で「おぉ、まじでMアワやるんだ」と驚いた。

今の、なんてロッキン初参戦のくせして分かったようなことを言うのもアレだし、一昨年出演した後のインタビューで晴一自身実感してたようだけど、ロッキンの客層って、別にロッキン的なロックに拘る人たちじゃあ全くないんだよな。

なんだか何が言いたいんだかよくわからなくなったけれども、堂々とラスト1曲でミュージック・アワーで盛り上げて終わるの最高だったぜ、ということで…。

ロッキン備忘録その1

ロッキン行ってきました。初の夏フェス。重い腰をあげました。

「興味ある人以外興味ない」、「暑くてしんどい」等々、いろんな理由でずっと夏フェスを見送ってきたんですけど、今回ばかりはスルーできなかった。ポルノにスキマにスピッツエレカシにってこれは絶対行かなきゃなと。タイムテーブル発表がされた時はガッツポーズでしたね。まさか目当てが一つも被らないとは。スキマがグラスに昇格したのがでっかい。前年までの感じだとレイクでポルノの真裏とか有り得ましたからね。

ほぼ一日中グラスで休憩らしい休憩もあまりとらずというロッキンの楽しみ方としては微妙かもしれない過ごし方でしたけれどもめちゃくちゃ満足度高かったです。行ってよかった。

 

備忘録と銘打った通り以下は自分用メモ程度のレポです。

 

○持ち物

・リュック(クロークに預ける荷物を入れる用)

・ショルダーバッグ

・保冷バッグ&保冷剤

・冷凍したポカリスエット500ml×4

・日焼け止め

シーブリーズ

・制汗シート

・サングラス

・帽子

・塩タブレット

・少し大きめのファスナーケース(財布代わり)

・タオル×2

・着替えのTシャツ&靴下

・ビニール袋

・レジャーシート(同行の友達が持参)

とにかく熱中症が心配だったので、これでもかと暑さ対策をしていきました。シーブリーズや制汗シートはないよりまし程度でしたが、それ以外はほぼ必需品ではないかなと。あるとないとではぜんっぜん違いましたね。

ファスナーケースもおすすめです。財布を持っていくのは盗難が怖いので現金だけこれに入れて財布代わりとして使いました。クロークの引換券もすっぽり入ったのでちょっと大きめのを持っていって大正解でした。

 

○会場着~

・8時45分くらいに会場着。クロークを目指して迷いながら会場を歩く。スタッフに現在地を聞くと目的地までの行き方をとても丁寧に教えてくれたので助かった。

・観覧車近くのクロークにリュックを預ける。

・シートゾーンへ向かう。この時間でも日陰になっているとこは全部埋まっていた。結果的にシートゾーンEに拠点を確保。かんっぜんな日向で死ぬほど暑かったものの、グラスステージにかなり近い位置だったので、グラスをBGMに休憩なんて贅沢なこともできる良い位置だった。

・始まるまで拠点にいても暑いだけでなんにも良いことがないということで日陰を探してうろうろ。始まるまで茶屋ビレッジあたりの日陰に座って過ごす。風があって涼しかった。

 

MONGOL800

・「あなたに」と「小さな恋のうた」しか知らないけど、まぁスキマの前だしこの2曲聴けたら嬉しいし、ということでほどよく前の方で観ることに。

・この間ギターの人が脱退したので今回はWANIMAのギターの人がサポート。WANIMAみたいな顔してるな思ってみてたらWANIMAの人だった。

・モンパチも流石に盛り上げるのが上手で、朝イチからかなり人数の入ったグラスがかなり盛り上がる。モンパチってこんなに人気だったのか!

・僕も同行の友達も夏フェス初参戦でちゃんと盛り上がって楽しめるか不安視していたのだが、モンパチの時点でふっつーに盛り上がれたので杞憂だった。「あっこれが夏フェスの感じだ!」ってなった。

・「沖縄出身は僕らだけでなく、BEGINやオレンジレンジかりゆし58など沢山いますが、その中で、去年引退してしまった安室奈美恵さんの曲を、本人に怒られながらも勝手に受け継いでいきたいと思います!」と安室奈美恵のカバーも。モンパチ流のアレンジが凄かったので原曲がなんだか分からなかったけど。

空気階段のクローゼットのネタの時の鈴木もぐらのような格好をした謎のダンサーがほぼ全曲にわたってダンスで盛り上げていた。こういう分かりやすく盛り上げてくれる人がいるとほぼ曲を知らない僕らのような人でも分かりやすく盛り上がれるのでありがたいなぁと思った。終盤ではWANIMAのたぶんドラムの人も同じ格好をして出てきてダンスで盛り上げていた。

・「小さな恋のうた」の大合唱は楽しかった。「あっこれが夏フェスの感じだ!」ってなった(2回目)。これはもう今回見た全バンドで思ったことだけれども、ヒット曲ってのは本当に強い。

・最後の曲ではWANIMAのヴォーカルも出てきてコラボ。ヴォーカルが出来てた瞬間のWANIMAファンの女の人たちのダッシュがすごかった。人気なんだなぁ。

・WANIMAは嫌いだけれど、こういう場でゲストとして登場してコラボをしたらそら盛り上がるし、意外とすんなり受け入れられた。そんな自分にびっくりした。

 

・総じて、モンパチは夏フェス感を味わわせてくれるすげぇ丁度いいライブだった。こんな言い方したらファンに怒られそうだけど。

 

スキマスイッチ

・ぐんぐん前の方へと進むことが出来たので、かなり前、それこそWOWOWの中継に映るんじゃないかというくらいの位置で見ることが出来た。行こうと思えば最前行けた。「全く頑張らずにこんな前の位置とれちゃうんだ!?」と驚いた。

・「全力少年」のイントロが流れ、1曲目から全力少年か!?とびっくりしたが、これはOP映像だった。「全力少年」、「ボクノート」、「藍」などの過去のライブ映像が繋ぎ合わされた映像のあと登場。

・OPが終わるといきなり「奏(かなで)」。グラスステージで1曲目からバラードをやるのはなかなかないのでは。分かんないけど。最大のヒット曲がバラードだとこういうことも出来る。

・2曲目は「ゴールデンタイムラバー」。ハガレン効果か歓声も大きかった。この曲の人気が実感できたのは嬉しい。

・「何年か呼んで頂いていますがグラスステージは初めてです!…なんとかチケット代を取り戻そうっていう空気をひしひしと感じますね(笑)」

・「この炎天下にぴったりな曲をやりたいと思います!」という曲フリから「ガラナ」へ。「炎天下」のワードでピンときた人も多かったようでゴールデンタイムラバーに負けない大歓声があがる。今回のガラナは「チャラナ」という通称を持つチャラいアレンジバージョン。大橋くんの歌唱力が光る。

・「今回スキマスイッチを初めて見るって方どれくらいいますか?」と聞くと9割5分くらい?が手を挙げる。これを見て「すぐ下ろしてください!凹むから(笑)。我々もう15,6年やってるのに(笑)」。シンタくんも「全員挙げてなかった?(笑)」と2人とも笑うしかない感じ。まさかあんなに初めての人だらけとはなぁ。

・「次は新曲をやりたいと思います。シンタ君と2人で学生時代を思い出しながら書きました。タイトルはずばり『青春』です。」と「青春」へ。ちょうどこの曲の最中に心地よい風が吹いていて、サビの「ふわり」にぴったりだなぁと思いながら聴いていた。

・続いてまさかの「未来花」。シングル曲じゃないバラードを持ってくるとは。いや扱いはシングルみたいなもんだけど。アルバム発売時のインタビューで「『奏』に並ぶくらいの名曲ができた」というようなことを言っていたので2人ともかなり大切に思っているのだろう。グラスの5万6万の観客に聴いてほしかったのだと思う。

・続いてもまさかの「ミスターカイト」。シングル曲だしCMソングでもあるけれど、知名度的にやらないと思っていた。「AメロBメロとサビの曲調が全然違う」、「サビだけ知ってる状態でAメロから聴いた時に、サビで『え、これはあの曲だったの!?』と驚いてほしい」というのがこの曲のコンセプトのはずなので、初めて聴いた人たちのリアクションが気になるところ。狙い通り驚いてくれてたらいいなぁ。誰目線だか分からんけど。

・「まだまだ行けますかロッキンジャパン!」と煽って「Ah Yeah!!」へ。ハイキューのOPだったので知名度は結構あるのかな。ほぼ初めての人だったので予想はついていたけれど、サビのタオル投げをしていた人は本当に少なかった。サビの「Ah Yeah!!」に合わせてタオルを投げるんですよみなさん。

・ラスト1曲はもちろん「全力少年」。「知ってる人は歌ってください!あ、歌詞もモニターに出しますんで!」と煽ったこともあり全編にわたり大合唱。大橋くん全然歌ってなかった。と思ったけどGYAOで配信されてるのを見たら意外と歌ってた。初めての人だらけなのにフルコーラス大合唱出来てしまう。本当にヒット曲は強い。凄い盛り上がりだった。

 

・初のグラスということもあって、もっと「ボクノート」や「キレイだ」、「ユリーカ」など有名曲やアップテンポな曲を連発してくるかなと思っていたが、そこはスキマ。かなり攻めてきた。「Revival」外すんかいっていう。「青春」、「未来花」、「ミスターカイト」は正直非ファンの人別のステージ行っちゃうんじゃないか?と心配してしまったけど、ちゃんと聴いてくれた人は最近のスキマもいいじゃないかと感じてくれたかな。「全力少年」と「奏」だけ聴きに来た人たちに大橋くんの歌唱力の高さやバンド編成時の曲アレンジの凄さが伝わってたら嬉しい。

・大橋くんがギター持つたび「アイスクリーム シンドローム」来るか!?と期待したけどそこまで都合よくはいかず。野外の青空にこれほど似合う曲もないのに! 次回もあったらぜひともやってほしい。

 

○お昼休憩~~東京スカパラダイスオーケストラ

・スキマが終わり、急いで昼食を買いに茶屋ビレッジへ。一番並んでなかったオムライスを食べた。どーせなら名物らしいメロン丸ごとクリームソーダでもいっとく?という気分にもなったけど、並びすぎなのでやめておいた。

・この時点で実はちょっと見てみたかった赤い公園を断念。スキマ終わって昼を取るか赤い公園を取るかの選択だった。

・日陰でまったりお昼を食べているとスカパラが始まった。スカパラをBGMに休憩という贅沢をしていたが、「Paradise Has NO BORDER」の印象的でキャッチーなメロディーが聴こえてきたのでダッシュで拠点まで戻った。この曲好き。ボーカルの方が激しく煽るタイプだったのが予想外だった。

・続いても「美女か野獣」の主題歌だった「銀河と迷路」と知っている曲が来たのでテンションが上がった。どう考えても世代じゃない気がするドラマなのに知ってたのは夕方の再放送枠でやってたのを見たことがあったから。福山雅治って役者もやるんだっていうのをこれで知った気がする。余談。

・その後スペシャルゲストにモンパチのボーカルの人や奥田民生さんが登場。民生さん登場を受けてのダッシュが凄かった。民生さんは登場時に「桜井です!」、退場時に「桜井でした!」とボケてた。最新シングルでコラボしてるミスチル桜井さんが出てくるのを期待してた人はやっぱり多かったのかね。

 

・休憩と回復に専念してあんまりちゃんと聴けなかったのが残念。ポルノもホーン隊が入ってる曲いっぱいあるし、それ抜きにしても華やかなサウンドスカパラの曲嫌いなわけがないと思うんでCDでも借りてしっかり聴いてみたいなと思った。

 

エレファントカシマシ

・ポルノの前なので、それなりに前の方で観ることに。もともとエレカシもかなり楽しみにしていたので場所取り地蔵ではないっすよと一応明記。

・OPSEや映像はなく、シンプルに登場。それだけでかっこいい。

・お尻ぺんぺんをしてみたり、股の間から顔をのぞかせてみたり、靴を脱いで靴下に穴が開いているのを発見したり、と終始お茶目な行動をしていた。まぁこれらはテレビで見てる時から想像がつく振る舞いなのだけれど、これだけ変な(といっていいのか)行動を取っているのにもかかわらず、めちゃくちゃかっこいい。ミヤジはなんでこんなにかっこいいのか。

・「悲しみの果て」、「俺たちの明日」、「今宵の月のように」と有名曲3曲もしっかりやってくれた。

 

・予習不足で知らない曲も多かったが、エレカシに関しては知ってる知らない関係ないなと思った。生で見ることが出来てよかった。面白おじさんみたいな扱われ方をすることが多く、実際それも間違っちゃないよななんて思うのだけれど、なんだろうなぁ、現役の人に古き良きなんて言葉を使うのも間違っているだろうが、ロックンローラーというか、カリスマ性というか…。かっこよかったなぁってのがエレカシの感想です。

振り返り ゲーム編

ここ2,3年くらいでやったゲームの感想をちょっとずつ。

ゲームの感想もツイッターで呟いたり呟かなかったりと中途半端なのでまとめておきたいなと。

僕がやった順番なので、発売順ではありません。

ところどころネタバレ注意で。文字色を白にして隠すなんていつの時代なんだという気もしますが。

 

2021/01/12 追記

最初にこの記事を書いたのは2019年かなと思うんですが、「ザンキゼロ」の感想は2020年、「WILL 素晴らしき人生」以降の感想を書いたのは2021年とちょっと間が空きすぎてますね…。これ以降のゲームの記事もいずれは書きたいのですが、流石に記事を分けようかなと思います。

 

ポケットモンスター ウルトラサン(3DS)

サンムーンで「明らかにここイベント少ないしマイチェン前提なのかな」と思っていたところが意外と補完されず、なんだかあんまりおもしろくなかった記憶がある。マツリカさんの出番が増えたのはよかった。

びっくりするくらい難易度が高かったのは好印象。何度ウルトラネクロズマに6タテされたか。僕がRPGにおけるレベル上げが嫌いなうえ、旅パにそんなに強いポケモンを入れてなかったってのも要因だが、ポケモンのシナリオでここまで苦戦したのってBW2以来かもしれない。ソード・シールドもほどよく躓くくらいの難易度を期待したい。

 

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド(Switch)

時のオカリナはなんとかクリアしたものの、風のタクトムジュラの仮面を途中で投げてしまったという前科があるため、ブレワイも買ったところで投げてしまうんじゃないか?と、ずっと買うのを避けていたのだが、そんな心配をしていたのがあほらしくなるくらい面白かった。

ブレワイに関してはもはや今更僕がここで具体的な感想をいうこともない気がする。

スイッチ持ってる人全員やってください。

 

星のカービィ スターアライズ(Switch)

カービィ本編のシリーズ最新作。

率直に言えば、期待しすぎたかな…?という感じ。ロボプラがシリーズ本編に漂っていたマンネリ感を見事に打破してくれた大名作だったので、今作も期待していたのだが…。

まず、ストーリーがあっという間に終わってしまうのが残念だった。ボリュームが少なく感じてしまった。実際のところ、ステージ総数はロボプラと大差ないらしいのだが、今作はボスステージが占める割合も多いのであんまりステージ数で比べるのは意味がないと思う。ヘルパーを3人出しておけばボスに負けることもない、なんならカービィを隅っこに放置して他の3人に任せておいても勝てちゃう程度の難易度でサクサククリアできすぎたのもボリューム少なくね?と感じる要因だったのではないか。

次に、流石にストーリーを語らなすぎなのでは?と思ってしまった。いつものことといえば、そうなのだけど。いやでも、そんなに設定決めてるならさ、スタートボタン押したときの説明文だけじゃなくて、ミーバースとかニンテンドーニュースとかでディレクターが語るとかじゃなくて、本編で語ってもいいんじゃない?って思うわけだよ。ハイネスの目的とか、エンデ・ニルの中身のカービィそっくりなやつとか、そんなに匂わせるなら語っちゃってくれよって。今作は最低限のストーリーも語ってないのではないか…? なんとなくカービィ操作してなんとなく敵っぽいやつ倒してなんとなく銀河を救う。いや、様式美ではあるのだが…。実際ツイッターでも「初めてカービィやってるんだけどストーリーの目的が分からないからあんまり楽しめてない」みたいな感想も目にした。

次はファンサービスについて。これは難しいところ。カービィシリーズの最近の作品はファンサービスが凄い。嬉しい。まさかまたリッククーカインを操作できる日が来るとは思わなかったし、アドとリボンなんて二度と出ないと思っていた。ドリームフレンズはファンサービスの極致なんじゃなかろうか…。と思うのだけれど、実際ファンサのために買ってるわけじゃねぇしな…なんてことも思うわけで。なんというか、ファンサがやばいのでスタアラは神ゲーとはならないぞというか…。

まぁなに、今回は集大成という意味合いも強いだろうし、ファンが勝手に作ってるシリーズ間(ディレクター間…)の溝を埋めてくれたという意味では大いに意義があったと思う。あんまり大きな声では言えないけど、熊D作品をあげるための桜井さんアンチとか大分うるさいから…、全部ひっくるめてカービィシリーズじゃねぇか…って。

最後に、あの腕が伸びるムキムキのデデデはナシ。

 

デジモンストーリー サイバースルゥース ハッカーズメモリー(PS VITA/PS4/Switch)

「サイバースルゥース」とその続編「ハッカーズメモリー」が両方遊べてしまうめちゃくちゃお得な販売形態なのだが、これじゃサイスルのリメイクかなんかなんだろうと思われてしまうのでタイトルが良くない。

デジモン育成RPGの皮を被った(?)良作アドベンチャー(と言ってしまっていいものか)だったサイスルの続編ということで、制作側のハードルも相当高かったと思うが、今作もストーリーはとても良かった。中盤までは話のスケールが小さいうえ、話のメインに関わってくる龍司がそんなに好きになれず、ちょっと退屈だなと感じていたが、中盤(エリカの精神世界にアクセスするあたり)からスケールも大きくなってきて、グンと話が面白くなった。

ラストのエリカがフーディエモンになって人間界に帰ってこないという展開は賛否両論あると思うが、なにも奇を衒ったわけではなく、ストーリーのテーマ的にこのラストが描きたかったんだろうということを強く感じられるので僕は賛側このラストとフーディエモンに関しては、和田光司さん、ならびに「Butter-Fly」へのリスペクトが詰まっており、EDでは号泣してしまった。ちなみに、フーディエモンの図鑑説明にある「永遠の宝物」とは和田さんの楽曲のタイトル。文言だけ読むと日本語がちょっとおかしい気がするのはそういうことである。デジモンの曲ではないので、分かる人にだけ分かるようになっている。(スイッチ版だと説明文が修正され、「永遠の宝物」の記述がなくなっている模様)

バトルの新システムとして、「ドミネーションバトル」という団体戦が追加されたが、これは正直面倒なだけで面白みはなかった。

ハッカーズメモリー、あんまり売れてないみたいので是非手に取ってほしい。どう考えてもお得なので。デジモンは無印しか知らないっていう人向けのファンサも結構あるので、昔デジモンを通った人は絶対に楽しめる。

ちなみに僕は図鑑全匹埋めるくらい熱中した。

 

○Life is Strange Before the Storm(PS4)

名作アドベンチャーゲーム「Life is Strange」の前日譚。主人公は青髪になる前のクロエ。

これはちょっと、評価に困る作品だった。ぶっちゃけた話、ゲーム性があまりない。ムービーゲーといって差し支えない。時間を巻き戻せたマックスと違い、クロエは何も能力がないので、ゲームとして面白くするのは難しいだろうなと発売前から思っていたのだが、わりとまじで心配していた通りになってしまった。一応クロエ特有のシステムとして、クロエの減らず口を生かした「バックトーク」という、相手の言葉尻を捉えて口喧嘩で丸め込むシステムがあるのだが、ルールがわかりづらいうえ、あんまりゲームとして面白くはなっていない。(クロエのセリフは面白いが)

マックスと再会する前のクロエを知るという今作のストーリーは、ファンとしては嬉しいものだったのだが、今作の軸であるレイチェルがまた癖の強いキャラクターで…。今作を楽しめるかどうかは、彼女を好きになれるか否かにかかっている。ちょっと情緒が安定してなさすぎやしないかい。あとやっぱり、プレイヤーはクロエがこのあとマックスと再会するってのを知ってるわけなので、マックスがいるのに今作でレイチェルと付き合うような選択をあんまりしたくないなって思っちゃった。

あと、肝心のラストが消化不良だったかな。デイモンとバックトークする準備万端で向かったのに、気絶してる間にセラがいて…ってなんでこここんなダイジェスト風味なんだ…!? 更に、そもそもを言うと、前日譚である本作で知りたかったのってレイチェルの身に何があったのか、どうやってLiS本編に繋がっていくのかだったんだけど、今作ではそこが語られないという。そこまでいかないんかい。まぁそこまで描くとラストが暗く重くなってしまうけれども…。

と、ここまで良い点を挙げていないが、LiS本編でクロエのことを大好きになった人は今作もプレイする価値あり。今作でもLynnさんの演技がとても良い。

 

○Detroit: Become Human(PS4)

ヘビーレインとビヨンドをやりたいやりたい言っておきながらずっと手を出していなかったので、そっちやってからかななんて思ったりもしたけれど、四の五の言わずに買って大正解だった。

大学生の時なら10周くらいできたんだろうが、結局3周しかしてないので、全然遊びつくせていない。あれだけ膨大な量の分岐をよく作れたなぁ。アドベンチャーゲームでこんな大作が出るのが羨ましい限り。日本ももっともっとアドベンチャーゲームが元気になってほしい。

ちなみに、僕の1周目は、

コナー:コナー対コナー時、ハンクの息子の名前が答えられず死亡

マーカス:平和ルートで生き残り

カーラ:リコールセンターから脱出できず、アリスともども死亡

というもの。

デトロイトは、プレイヤーの行動を待たず時間経過で次のイベントに進んでしまうタイプのゲームなので、「話が進みそうなものは最後に調べる」、「行き止まりを潰してから正解ルートへ行く」タイプの僕には厳しいというか容赦のないゲームだった。コナールートがこうなったのはそのせい。

デトロイトにはグッドエンドもバッドエンドもない、プレイヤーの体験したものがすべてだ、ということになっているのだが、1周目のエンディングは流石に悲しかったので、2周目は頑張って全員生存を果たした。

 

ゼルダ同様、ここまでの大作となると僕が言うこともあまりない。PS4持ってる人全員やってください。

 

ザンキゼロ(PSVita/PS4

スパチュンが送り出した怪作にして名作。そう言い切りたい。

詳しいことは公式サイトを見てほしい。

「いかに『不便』と付き合えるか、『不便』を楽しめるか」というのがこのゲームの肝だと感じながらプレイしていた。「ダンジョン内で死んだらアイテムを周辺にぶちまけてしまう」、「水辺で死ぬとアイテムを貴重品でもお構いなしでロストしてしまう可能性がある」、「HP、スタミナ、尿意、各キャラの年齢と管理するものが多い」、「キャラの年齢、性別、体格によって持てるアイテムの総重量が違い、総重量を超えるとその場から動けなくなる」等々、とにかく時代に逆行するかのような不便で面倒なシステムがユーザーに襲い掛かるわけだが、これらは全て理に(作中の設定に)適っている。無人島でのサバイバル生活なんだから不便で当たり前ではないかと。その不便と上手く付き合って、苦労してダンジョンをクリアしてストーリーを進めていくからこそ楽しいのだ。こういうゲーム性をウリにして発売されたのがこの挑戦的なタイトルであるはず。

しかしこれらのシステムはやはり今の時代に出すには厳しかったのか、否定的な意見が飛び交い、結局この感想を書いている時点で既にかなりのアプデが入り 、前述した不便なポイントはほぼ修正され、たいへんに快適なものとなった(なってしまった?)。また、システム面だけでなく、バトルの難易度も大幅に下げるアプデも入っている。難易度を最低にすれば敵にほぼ負けることがないなんてのはもう、ダンジョンRPG部分のゲーム性をかなぐり捨てている。ストーリーだけ楽しみたい人は難易度を最低にしてやってねということなのだろう。発売当初のバランスでクリアまで楽しんだものからすると、そこまでするかねと残念に思ってしまうのだが、実際のところ、ストーリーや声優さんの熱演は素晴らしいのでそれだけでもヒキはあると思う。ダンジョンRPGというジャンルで購入に踏み切れないアドベンチャーファンや声優ファンは是非手に取ってほしい。ダンガンロンパよろしく下ネタというか、生々しい描写は多いのでその辺には気を付けて。

ちなみに、ダンガンロンパのスタッフが制作しているという情報によって、色々警戒している人も多かったようだが、小高さんは本作には関わっていないため、その辺は安心していい。

 

○大神 絶景版(Switch)

名作と名高い大神をようやっとプレイ出来る機会が来た…!ということで期待値をガンガンに上げた状態でプレイを始めたため、思ったほど…?なーんて感じてしまったが、全体的には楽しめた。

オリジナルが出たのは相当前ということを考えると、今でも十分楽しめたのは凄いことだと思う。名作はいつやっても面白いなんて言うけども。

まず、この作品のシステム面での最大の特徴である筆しらべはやっぱり楽しかった。ただ、(これでも相当良くなったらしいが)操作性が手放しで褒められるような感じではない(オブラート)こと、習得した筆しらべが増えてくると識別がされづらくなってしまうことは残念だった。特に、穴掘りのミニゲーム中だけなんだかすげぇ操作性が悪くなるような気がして、結構いらいらしてしまった。

ゲームのシステム、流れは、ざっくりいうとめっちゃ簡単なゼルダって感じか。世界を駆け回ってストーリー進めてダンジョン入って謎解いたりなんなりして最終的にボスを倒すと。アクション面の難易度が全く高くないのでアクションがへたくそな僕としてはありがたかった。ダンジョン内の筆しらべを使った謎解きはもう少し難易度が高くてもよかったかな。新たな筆しらべを習得すると、当然その直後はそれを使って解くものが多くなる。それはチュートリアルも兼ねてるからいいのだけれど、その後応用が出てこないな…?みたいな。ずっとチュートリアルじゃんって思ってしまった。筆しらべの習得スピードとストーリーの進行が大体比例しているので、中盤以降習得したものの出番が少ないのはしょうがないことではあるのだけれど。

とまぁ不満点を挙げるとわりと出てきてしまうが、大神は水墨画風のタッチの世界を作り上げただけで勝ちだよなと思う。神州平原を走り回ってるだけで楽しい。この和な世界に魅力を感じられない人はこのゲーム楽しめないだろうなと。魅力を感じられない人が悪いってんではなく、向き不向きの問題として。「雰囲気ゲー」って悪い意味で使われることも多いけど、大神は良い意味でまさに「雰囲気ゲー」だった。

これが発売された時期はゲームが豊作で、早くクリアして次行かなきゃと焦りながらプレイしたのはもったいなかったかなと反省している。サブクエストとかコレクションとかやり込み要素が充実してるんだけど、その辺はあんまりやらずじまいになってしまった。Wii時代に大神に出会っていればもっと熱中してたかもなぁ。

 

○UNDERTALE(Switch)

各所で大絶賛の「誰も死ななくていいやさしいRPG」。やろうと思えばVITAかPS4で出来たのだが、スイッチで出るまでスルーしていた。RPGは普段あまりやらないジャンルなのだが、友達に熱心におすすめされたこともありプレイを決めた。

Nルート、Pルート、Gルートの順にクリア。詳しくは書かないが、UNDERTALEで僕が安心したのは、序盤にカエルが「できれば敵は倒さず仲良くなってほしい」という旨を伝えてくれたこと、Gルートには絶対に自分の意思で入ろうと思わないと入れないことの2点。この2点がないと、自由に遊んでいたのになんで説教されなければいかんのかってきもちになってしまっていたと思う。説教臭いのは好みではない。ルート回収のためとはいえ、あくまでもGルートには自分の意思で入ったので、もろもろを理不尽とは言えない。これは言われてもやむなしだなと納得できる。これは大きい。Gルートに関しては、ストーリーに入り込んでキャラの発言を受けてはっとしたとか考えさせられたとかではなく、客観的によく出来てるなと感じたというところ。っていうかこれは、Gルートだけの話でなくこの作品全体への評価だな。メタを扱った作品としてたいへんよく出来ているなと。

と、プレイしてからかなり経った段階でこの感想を書いているので、なんだか冷静に評価をくだしている感じになったけれども、プレイ中はしっかり色んな演出にびっくりしたり怖がったり興奮したりしてたよ。

 

僕のヒーローアカデミア One's Justice(Switch/PS4)

ヒロアカの格ゲー。格ゲーは普段全くやらないのだが、ヒロアカはずっと応援しているし、ヒロアカのキャラを操作する格ゲーなんて絶対楽しいでしょと思い購入。(3DSのはあんまり出来がよくなさそうだったのでスルーした)

今作はキャラゲーとしてかなり出来が良いのではないかなと思う。原作再現がしっかりしてるしド派手な戦闘は楽しいし。オールマイトや常闇、お茶子が使いやすかった。

プレイアブルキャラクターがDLCも含めて結構多いというのもポイント高い。A組はメインどころプラス耳郎という感じだが、敵が充実している。発売時点では戦闘描写がそこまでないトガちゃん、荼毘に加え、(こっちはがっつり戦闘描写あるけど)なんとマスキュラーまで。

原作ファンなら買ってよい出来だと思う。格ゲーとしてバランスが取れているのかとかその辺はわからないけれど。

僕が小学生の時のグランドバトル2みたいな感じで今の子たちに遊ばれてたらいいな!

 

○返校 Detention(Switch)

e-shopを見ていたら無性に気になって購入した台湾ホラー。ジャケ買いみたいなもん。

これが非常に当たりで、好みに合う作品だった。クリアして「サイレントヒルっぽい演出だったな」と調べてみると、実際にサイレントヒルに影響を受けているというし、なんならサイレントヒルのスタッフと対談もしているほどだった。ホラーはあまりやらないものの、サイレントヒル2はかなり好きな作品なので、返校も気に入るべくして気に入ったというところかも。

2,3時間で終わるので、(時間的に)サクッと出来る良質なアドベンチャーゲームがやりたい人は是非に。それなりにグロいしびっくり演出もあるがホラー度はそこまで高くない。台湾の歴史についての前知識は必要ない。

 

ポケットモンスター Let's go! ピカチュウ(Switch)

全然期待せずというか、肌に合わねぇだろうな~と思いつつも、これもポケモン本編にカウントされるっぽいからまぁ買っとくかくらいのノリで買ったらかなり楽しかった。ごめんなさい。でも野生戦がポケGO方式で戦闘一切なしなのは最後まで馴染めなかった。そこまでカジュアルにせんでも。

ピカブイ最大の魅力は以下の2点によってポケモンが生きているということをしっかりと感じられること。1点目はシンボルエンカウント。いやぁポケモンシンボルエンカウントがこんなに合うとは思わなかった。そこにいるんだなぁポケモンたちは。

2点目は連れ歩き。ギャロップに乗ったりカビゴンにしがみついたりして移動するのが楽しすぎた。こ、これだよやりたかったことは…。

ソードシールドも楽しみですね。

 

○WILL:素晴らしき世界(Switch)

超名作「428 封鎖された渋谷で」の影響を受けた中国発のインディーサウンドベル。

428よろしく群像劇スタイルで、話が進むごとに主人公が増えていく。

プレイヤーは神様の少女となって、神様のもとへと届く各主人公からの手紙(=各主人公のストーリー)を読んで悩みを解決(=バッドエンドを回避)していくのだが、その解決方法は、手紙の文章の順番を入れ替えることによって話の展開を変えてしまうという独創的なもの。サウンドベルでありながらパズル的で今までにないプレイ体験ができる。

が、このシステムで筋が通る話を作るのは相当難しいのだろう、「どう因果関係を変化させれば上手く話が進むか」をきちんと推理して進められる箇所ももちろんあるが、後半は大体総当たりで正解ルートを探すことになると思う。それがちょっと残念。

しかし値段とシステムの革新さを考えれば十分満足できる出来といえる。「プレイヤー=神視点」ではなく、実際に「神様」なことに意味があるのも好印象だった。

428が好きな人、一風変わったゲームを求めている人にはおすすめ。

 

大乱闘スマッシュブラザーズSP(Switch)

待ちに待ったスマブラ最新作。過去作では毎試合毎試合キャラを変えて適当に楽しむエンジョイ勢だったのだけれど、あんまりにもへたくそなので、ちょっとは上達したいなとガチ勢仕様の対戦ルールでオンラインに潜ったり上位勢の配信見て勉強したりしてる。何故か手に馴染んだのがフィットレなのでほぼフィットレしか使ってない。いつかはVIPに入りたい。

DLCでディクシー&ディンキー、マホロアが来るのを諦めていないぞ…。

 

○Fit Boxing(Switch)

流石に運動しなさすぎてやべーのではと購入。ちゃんとやってたのでやってた時期はちゃんと体力ついてたと思う。

早見沙織にコーチになってもらえるので大分モチベーションが維持できた。3か月くらいは続いた。

 

○ワールドエンドシンドローム(Switch/PS4)

ミステリー×恋愛アドベンチャー。百年に一度死者が蘇るという言い伝え「黄泉人伝説」が伝わる魅果町に引っ越して来た主人公がミス研に入って黄泉人伝説に巻き込まれたりヒロイン達と恋愛したり。田舎の静けさや寂しさ、ノスタルジーの表現が素晴らしい。

やったのが大分前なのと、ネタバレを書くわけにはいかないのとで、大分ざっくりした感想にはなるが、ミステリー面、「黄泉人伝説」まわりの設定はよく出来ていたと思う。シナリオのための多少の都合のよさも感じたけど、ミスリードを誘えるし、真相を開示する際に驚きが大きくなるしっていう。

恋愛面には期待すると肩透かしを食うので注意が必要。CEROがCなこともあって過激な表現はない。終盤付き合ってキスするくらい。ルートによっては過程が全然描かれないのでいつの間に君たち両想いになってたんだとなったりもする。真相編に辿り着くには全ヒロインのルートを回収する必要があるのでミステリーのおまけにちょっと楽しむってくらいがちょうどいい。絵柄は結構クセが強いがヒロイン達がちゃんと可愛いのはいいところ。

このゲームは良いところと悪いところはかなりはっきりしていて、良いところは前述したように、田舎の雰囲気の表現、ストーリーの本筋がしっかりしているところ。悪いところは、ゲームのメインとなる「自由行動」にゲーム性がないところ(ルートの入り方は攻略を見た方が良い)、本編中は「プレイヤー=主人公」なので当然主人公に感情移入して進めることになるが、真相編に入ると急にボイス付きでめっちゃ喋るため、自分が自分じゃなくなり、「お前こんなやつだったんかい」となるところ(OPでも喋るけどちょっとだけだし2周目以降は既読スキップするのであまり気にならない)、ツンデレ枠のヒロインが今日日こんなヒロインいるのねって笑っちゃうレベルでテンプレなところ、主人公の友人ポジの男子がただただうるさくてうざいところ。

悪いところの方が多くなってしまったが、アドベンチャー好きならセールなんかで安くなってたら全然アリ。

 

○ドキドキ文芸部(PC)

姉に「何も調べずにやれ」と言われてサクッとクリアしたもの。大体そういう文句ですすめられるとあぁなんかあるのねと身構えてしまうので難しい。

たいへん作りこまれていて本当に関心したしよく出来ていると思うけど、でも先駆者(類例?)はいるしなーとも。「ととの。」も例のシーンのネタバレが話題になっているのがツイッターかなんかで流れてきたのを見ただけで実際にやったことはないが…。

アンダーテールもそうだけど、この手の作品はニコニコとかだと、アヒルの雛が最初に見たものを親と思うみたいなもんで、メタを扱ったゲームといえばこれ!始祖!ってな感じの人が多いのではないか。んで、もんのすごく評価が高くなっているのではと。

このゲームはどう考えてもメタな大仕掛けを仕込んだ作品を作るのが出発点で、それに丁度いいジャンルがビジュアルノベルだったって順番だと思うので、これを「ビジュアルノベル(アドベンチャー)として革新的だ」と評するのには、完全に個人的にだけど、少し抵抗がある。

余談だが、これが一応初のギャルゲー体験だった。そういや僕はギャルゲーやエロゲーを全く通っていないなぁと思ったので、これをクリアしたくらいのタイミングでそれらの界隈について色々調べた結果「18禁のエロゲーだとエロだけで年齢制限がかかるので、それを逆手にとって、エロ以外の描写、グロであるとかオカルトであるとか宗教であるとか、もやりたい放題できるため、結果尖った名作が多くなってる」ということを学んだ。なるほどそれはそうだと思うしちょっと手を出してないのがもったいないのかもしれないとも。ただあんまりグロいのは得意じゃないので、「沙耶の唄」とか「フラテルニテ」とか、ちょっと興味はあるけどできそうもない。自分の遺影をもって並んでるキービジュアルには大分惹かれるものがあるのだけれど。

10/08のカフェイレの書き起こし

書きかけの記事が色々あるのですが、昨日のカフェイレでの今冬のアリーナツアーのセトリについての話が面白かったので書き起こします。例によって敬称略。

 

晴一:今回の、今、もうすでにえー、アイディア出しとかをやってて、色々話し合って、まぁ今とりあえず第一稿の選曲してみるわみたいな感じの段階なんですけど、凄い難しくて。元々は、まぁこのツアー話しよる時に、サブスクが解禁になった。で、サブスクっていうのは本当に曲が横並びになるから、シングルとかカップリングとかアルバム曲とか関係なく、まぁ横並びになる。どれにもアクセスすぐ出来るわけじゃん。やっぱり、シングル曲、普通にCDだとシングル曲、タイトル曲っていうのがやっぱりみんなの目や耳を引くことがあって、そのカップリング曲とか、なかなか日の目を浴びないこともあったりするんだけど、サブスクになると全部横並びになるし、しかも今回のライブの凄い特徴だと思うんだけど、オリジナルアルバムがないのよ。
今浪:あぁそうですねぇ。

晴一:普通のツアーはオリジナルアルバムをリリースしてからその後にやるけぇ、オリジナルアルバムをどう表現するかっていうところから始まり、んで、それで、12曲くらいが大体埋まるじゃろ、まぁ10曲ちょいが埋まるじゃろ。それで、やっぱりライブだから知らん曲ばっかってのもアレじゃけぇ、過去の有名曲とかシングルが四十何枚出とるけぇその中から、まぁやっぱり言っても10近くはシングルをやることが多いよね。ほんなら、それじゃない曲ってやっぱ2,3曲とか、そういう割合になることが多いんだけど、今回はそれがないけぇ、この何曲あるんねポルノ、300曲近くが全部フラットに並んとるわけよ。で、やってない曲もあるし、ま、やってない中でもやりたい曲もあるし、それバーッと並べたらそれだけで4,50曲あるわけ。分かる? 特にライブでも披露したことが少ないとか、やったことがないとか含めて、なら、でも、それだけでライブをやるわけにはいかんわけよ。

今浪:そうっすねぇ。

晴一:やっぱライブ来てたら、知っとる曲も聴きたいっていう。俺もそう。サザンのライブ行って、サザンのライブなんて5回や10回くらいは見たことあるかもしれないけど、やっぱり「いとしのエリー」が来ると、来てよかったって思うもんね。という気持もオーディエンス側に回るとあるけぇ、ただ、この機会だからやってみたい曲もあるっていう。で、難しいライブにもしたくない別に。マニアックな、ただ、マニアックな要素はきっと絶対入ってくるツアーになると思うんよ。それが面白いんじゃろうなぁと思うけぇ、まぁこのカフェイレ、わざわざこの月曜日の11時にチャンネルを合わせてくれてる方とかは、沢山の曲を知ってくれてる方も多いと思うんだけども、是非そうじゃない方たちになるべく、こう、広く色々聴いといてほしいなぁっていう。あんまりその、ネタバレみたいなことになるとアレじゃけど、うーん、まだ曲全然決まってないけぇ、この前にえっと何週間か前にこのラジオでもレア曲みたいなのをかけていったし、今日もいくつかかけるんじゃろうけど、それが出題されるとは限りません。テスト出るとは限りません。けど、こんなかにもヒントはあるかもしれんけぇ、是非広く聴いてもらえたらいいなと思いますし、どんなアリーナツアーになるのか…、

じゃけ、「ジレンマ」をやるかどうかなんよ。

今浪:あー、そっか!

晴一:分かるよ。

今浪:それこそねー、来たら聴きたい。最後にね。聴きたい曲ですよね。

晴一:「ジレンマ」っていう曲をライブの絶対最後にやるんだけど、それが、俺アンケート見るけぇさ、それがあるから最後アホになって帰って、昭仁がアホになれみたいなこと言って、それがやったからポルノのライブに来た、来た気になったっていう、ま、よく来てくれるファンの方、もちろんね、満足度が上がるじゃん。だけど、中には聴き飽きたって人だっておるし、そればっかり毎回やるけぇね。限られた曲数の中で必ず1曲はそれがとるわけじゃん。でも「ジレンマ」聴けんかったら、ポルノに来た、ライブに来た気がしませんっていう意見も聞きたくないし。ないんよ。この辺はちょっとこう、臆病な俺もいるわけよ。でも、「ジレンマ」じゃないラストみたいなことがやるとまた新しいライブに出来たりする。これ今、最後の曲いうんは象徴的な話なんだけども、各コーナーでそういう悩みがね、凄く多いなと。多いんよ。「ジレンマ」の壁よ。「ハネウマライダー」の壁よ。ハネウマをやるかやらんかよ。やっぱやったら盛り上がるの分かっとる。盛り上がるし楽しんでくれるの分かっとるんだけど、

今浪:「Century Lovers」が、ある時からちょっとない回とか出てきたじゃないですか。

晴一:そうですね。

今浪:あれも結構悩みの壁でしたよね当時ね。

晴一:そうそう、あのー、FuFuが言えなかった、もうねぇ、ちょっとフリートーク長くなるけど、しかもこれ、あの、ポルノの「しまなみテレビ」じゃ、「ポルノグラフィティ」の2人のうち1人として喋るけぇ、なかなか公式見解みたいになる。ポルノグラフィティのとこで喋ると。

今浪:よりちゃんとした見解になりますね(笑)

晴一:一応もちろんここでも「ポルノグラフィティの晴一」として喋るけど、ま、個人的な見解。ね。ポルノの公式見解じゃなくて。本当にこう、全員を満足さすことってすげぇ難しいんよね。で、まぁ普通のホールだったら2千人、アリーナだったら8千人くらいおる中の、で、アンケートを書いてくれる人がおるとする。そんなかでほんまに、この1曲がなかったことでもうほんま来るんじゃなかったっていう、そういうその曲、それは「Century Lovers」だの「ジレンマ」だの「ハネウマライダー」だのなんかわからんけど、とにかくこの曲を聴きに来たのにそれをやってくれなかったことが残念、それだけその曲に思い入れを入れとった人のアンケートとか読むと、もう心が痛いのよ。ただ全部は出来んし。全部は出来んし、うーん、それは俺が常々思うことだけど、ま、誰が見ても文句は言えない、ま、ポルノの曲は多いし、もうライブ経験も長いけぇ、まぁライブで人気がある曲、ファンの人が好きであろうっていう曲はなんとなくこう二十何曲ならピックアップ出来るけぇ、というライブをやることだって出来るんだけど、それって現役じゃないじゃん。やっぱ「今」っていう自分の気持ちとか、「この先」とかってみたいなことを考えると、泣く泣くセットリストに入らん曲はある。定番の曲でも。だけ、今、今浪くんが言った「Century Lovers」でFuFuとかも、必要じゃなかったら別に、他のもんでそれが補えるんだったら、外してもええと思うんじゃけど。喜んでほしい、良かれと思ってやったことが、全部の人の満足にならんみたいなことめっちゃあるけぇ。しかも、そこを完全に無視して、俺がやりたいことやるんだってほど、心も強くないし。みんなに楽しんでほしいっていう気持ちと……みたいなことね、セットリストを決める時のね、思い悩むのは、今回は凄いね。何でも出来るけぇ。はい、どんなツアーになるのか。ただ、大事なことなので繰り返しますが、是非、広く聴いてもらえたらいいなと思います!

 

ここでフリートークコーナーは終わり。CMに行きますが、CM後もセトリに関わってくる話でした。

 

晴一:今日は10月8日。ポルノグラフィティにとって26枚目のシングル、「Love,too Death,too」がリリースされた日です。2008年の10月8日リリース。この曲をやった時は…、PVがかっこいいよねこれ。なんか、曲芸師みたいな人がスローモーションで出てくるみたいな、かっこいいPVだったなぁということを覚えています。これも、個人的な見解で、まぁポルノのマニアックな情報をお聞きになりたい方は、向けなんだけど、「Love,too Death,too」とかがこう、ライブになかなか登場せんのよ。これが何でか。これ別に曲はかっこいいと思うし、ファンの人も好きな人が多い曲だけど、これはね、俺の個人的な見解よ、ギターが退屈なのよ。

今浪:あー、そうなんですね!

晴一:ずっと刻み続ける。この後聴いてもらうけど、それは曲にとってはそのギターが重要なんだけど、

今浪:はい、その、同じリズムがですね。

晴一:同じリズムでずっとやるのが曲にとっては重要なんだけど、ライブで、とか、リハーサルで、何百回もやるわけじゃん。

今浪:あー、そうですね。

晴一:それにとっては退屈なのよ。で、だけ、違うの、もうちょっと言わせて。退屈だから抜くわけじゃなくて、バーッて曲がある中で、別に俺だけが曲を決めるわけじゃないよ。昭仁も決めるし、スタッフも決めるんだけど、俺が強く推すことはないわけよ。俺がもし強く推す曲はやっぱギター弾いて楽しい曲を自然に推しよるわけじゃけぇ、これ退屈だからはねるってよりは、弾きたい曲を推すことが多い。昭仁は歌いたい曲を推すことが多い、歌が、歌が面白くない曲がポルノの中にあるかはどうかは分からんけど、ま~言うてもあるじゃろうね、その、順位はあるじゃろうね。こういうの表現してみたいとか。で、スタッフ側からは、ちょっとこういう曲はしっかりセットリストに入れてないと初めて来たお客さんのためにも、みたいなこの中で、このせめぎ合いの中で、なかなか出てくることが、少ないんじゃと思うんよ。選曲してて思うわー、はい。という、個人的な見解があったりもしますけども。